出演 弁理士:加藤肇先生 進行:富山幸代

特許権を取得したらお金持ちになれますか? 第34回

特許権を取得するということと、その商品が売れて利益が出ることとは、別ですよ
発明家=一攫千金を狙う人というイメージがありますが、実際はどうなのでしょうか?特許とお金の話をお聞き増しました!

ラジオトーク

富山 日本弁理士会プレゼンツ「こちら知的財産相談室」の時間です。こんにちは富山幸代です。この時間は日常生活での出来事や身の回りのものを通じて、知的財産の意味や大切さを学ぶ番組です。今週の番組の回答者は日本弁理士会広報センターの加藤肇さんです。

加藤 こんにちは弁理士の加藤肇です。

富山 加藤さんよろしくお願いします。この番組で私たちは知的財産について様々なことを学んできました。 そこでふと思ったのですが、もし私が特許権を取得したらお金持ちになれますか? 世の中には、「発明家=一攫千金を狙う人」というイメージがあります。

加藤 そう思われていますよね。困ったものです。

富山 といいますのは、、

加藤 答えはすごく簡単です。特許をとったからといってその商品が売れなければ利益を生み出すことはないんですよ。

富山 それでしたら特許を取らずに商品を販売してその商品がヒットした場合にもお金になるのではないでしょうか?

中塚 特許をとっていない商品がヒット商品となれば、その商品に似ている商品を使って売ろうとする人が出てきます。真似されたら嫌ですよね。

富山 嫌ですね。

加藤 新しい商品を開発して売り出すまでにすごくお金がかかってきます。 その分の投資を回収して利益を得る必要があるのに、ほかの会社が似ている商品を開発してしまえば、自分の会社の売り上げが落ちるかもしれません。 ここで生きてくるのが特許です。新しい商品に関する特許をとれば、ほかの会社が似ている商品を開発しづらくなりますので、商品開発の投資分を回収した上で利益を生むことができます。 この利益を元手にして、つぎの商品を開発して、そして特許をとっていけばどんどんもうかる。つまり特許権を持っているからといって、イコールで利益を生むわけではありません。

富山 特許権の必要性が分かってきました。

加藤 勘違いしている方が多いのですよ。特許権とはお金持ちになれるきっかけのようなもの、卵のようなものだと思っているのがいいのかなと思います。

富山 なるほど。それは知りませんでした。特許権イコールお金の生る木だと思っていました。なら特許権をとっても売れなかったら、商品が売れなかったら儲からないんですよね。

加藤 商品が売れなくて儲からなかった場合でも将来お金持ちになる可能性を秘めています。

富山 といいますと?

加藤 将来特許権を使いたがる人が出てくるかもしれません。その時に生きてくるのがライセンス契約です。

富山 ライセンス?

加藤 先週の放送で石原先生が話したと思うんですけど、石原先生がおっしゃったのは、他の人にライセンス料を払うというものでした。 今回はその逆で、自分の特許権をほかの人に使ってもらって、自分がお金を得ると。そういうことでもお金持ちになれます。 このように価値ある特許権を少しでも世の中に送りだしたい、弁理士はいつもそう願っています。使われなくて眠っていた特許権が日の目を見たときの喜びは何物にも代えがたいものです。

富山 となると、自分の特許権の活用方法を弁理士さんに相談するのが確実な方法になりますね。

加藤 そんな時出番となるのが私ども弁理士です。日本弁理士会には無料の相談室がありますので、まずはこちらを活用してください。詳しくは日本弁理士会HPをご覧ください。

富山 加藤さんありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。なお、今日のこの番組は番組ホームページでいつでも聞くことができます。「弁理士 ラジオ」で検索してください。「こちら知的財産相談室」この番組は日本弁理士会の提供でお送りしました。また次回をお楽しみに。お相手は富山幸代でした。

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