出演 弁理士:井澤幹先生 進行:富山幸代

意匠に関するエピソードなどがあったら教えてください。 第15回

意匠は見た目そのものなので、非常に真似されやすいという面があります。
最近の例ですとスマートフォンの付属品とかカバーなどの模倣が多いです。外国で模倣製造された商品を、日本の会社が知らないで安く輸入をしてきてしまう例が多いです。

ラジオトーク

富山 日本弁理士会プレゼンツ「こちら知的財産相談室」の時間です。こんにちは、富山幸代です。この時間は、日常生活での出来事や、身の回りのものを通じて、知的財産の意味や大切さを学ぶ番組です。今週の番組の回答者は、日本弁理士会弁理士の井澤幹さんです。

井澤 こんにちは。弁理士の井澤幹です。

富山 こんにちは。井澤さんよろしくお願いします。

井澤 はい、よろしくお願い致します。

富山 早速ですが井澤さん、前回と前々回は「意匠」について教えて頂きました。「意匠」は「特許」、「実用新案」とは全く違う分野という気がします。特許、実用新案は「理数系」、意匠はデザインや色なのでむしろ「アート系」というイメージがあるんですけれども。

井澤 そうですね、特許庁におります意匠の審査官は美大出身の方が多いなんて聞きますが、我々弁理士はデザインを創作する立場にあるのではなくて、お客さんが作ってきた意匠をしっかりと把握して、ちゃんとそれを特定出来ればよいので、美大出身である必要はないですね。まあ経験を積めば分野に限らずどなたでも出来ると思います。

富山 なるほど。意匠を把握して特定するという点で・・・

井澤 そうですね。お客さんに色々な話を聞きながら、その意匠の特徴をちゃんと聞きだすって言う事ですね。

富山 なるほど、そうなんですね。井澤さんはどうして弁理士の中でも意匠を扱うようになったのでしょうか?

井澤 はい。私は意匠だけでなく特許や商標も扱っておりますが、意匠は市場に出る直前の最終的なデザインそのものを出願するものなので、出願した意匠がすぐに実際に市場で、そのまま売られていることが良くあり、まあ仕事をした充実感というか、喜びを感じるまでのスピードが速いですね。喜びがストレートに伝わるって言うのがいい点ですね。

富山 それは特権ですよね。

井澤 そうですね。

富山 では今までで、意匠に関するエピソードなどがあったら教えていただきたいのですけれども。

井澤 はい。そうですね、意匠は見た目そのものなので、非常に真似されやすいという面があります。たとえ意匠登録があっても売れている商品ですと、簡単に模倣されてしまいます。

富山 あー、そうなんですね。

井澤 はい。最近の例ですと、スマートフォンの付属品とか、カバーとか、模倣が尽きませんね。具体的には、外国で模倣製造された商品を、日本の会社が知らないで、安く輸入をしてきてしまう例が多いですかね。

富山 ふーーん

井澤 こういう場合はですね、権利者が発注した数からや、本物にある商標、つまりブランドがその製品にあるかどうかで本物か偽物か判断をしています。まあこのように、模倣対策は商品を実際に購入してみたり、場合によっては販売会社に偵察に行ったりもします。

富山 ふーーん

井澤 意匠登録があってもこんなに苦労するのですから、登録が無い製品については模倣され放題。で、メーカーにとしてはたまったもんじゃ無いですよね。

富山 そうですね。大変ですよね。弁理士のお仕事って、まるで探偵みたいなお仕事・・・

井澤 時と場合にはそうかもしれないですね。

富山 えー、ではですね。迷った時にはすぐ相談して、その一つ一つの問題を一緒に解決していただけるような弁理士さんが多いかと思うんですけども、こんな弁理士さんでしたら気軽に相談できますよね。

井澤 そうですね。あの、そんな時は私ども日本弁理士会所属の弁理士にぜひご相談ください。

富山 はい。

井澤 意匠登録したい方を丁寧にフルサポート致します。

富山 はい。

井澤 日本弁理士会には無料の相談室がありますので、まずはこちらをご活用ください。この詳しい内容は:日本弁理士会ホームページをご覧いただければと思います。

富山 はい。井澤さん、一週間ありがとうございました。

井澤 ありがとうございました。

富山 こちら知的財産相談室、この番組は日本弁理士会の提供でお送りしました。また次回をお楽しみに。お相手は富山幸代でした。

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