標準化

標準化とは

「標準化」とは、単純化、統一化等する行動で、それによって定めた取り決めが「標準」、更にそれを文書化したものが「規格」と一般的に言われています。
特に、「技術標準」とは、ある特定の技術においてその技術がユーザを含めた開発者・生産者等の関係する人々にとって統一的でありかつ利益や利便性が公正に得られるように各種の取り決めをすることです。

標準化の成り立ち

標準化の種類には、デジュール標準、フォーラム標準、デファクト標準があります。
デジュール標準は、公的な機関で明文化され、公開された手続きによって作成された標準です。例えば、国際標準化機構(ISO)による規格や日本産業規格(JIS)等があります。
デファクト標準は、法的根拠はありませんが、市場での競争力に勝ち抜いた標準(例えばWindows、Mac OS)で、実質的に国際市場で採用されている、いわゆる世界標準のことを意味します。
フォーラム標準は、デジュール標準では合意形成に時間を要するため、特定技術分野の標準策定に関心のある限られた企業が集まってフォーラムと呼ばれる組織を形成し、開放性・透明性のあるプロセスを経てその組織の合意形成で作成された、業界の実質的な標準(例えば、Bluetooth、DVD、IEEE)です。

標準化の具体例

あなたの身の回りにも標準化された多くの物が存在します。例えば、QRコードは、株式会社デンソーの物品流通管理の社内標準として用いられていた技術が国際標準化されました。

標準化するには

業界標準は、民間の国内組織または国際組織で作成されます。 国家標準(日本ではJIS)は、日本産業標準調査会(JISC)の審議を経て、経済産業大臣をはじめとした主務大臣が制定します。
国際標準(ISO等)は、各国一標準化機関によって構成される機関によって制定されます。
我が国はJISCが代表として参画しています。実際は、工業会・学会等に国際標準の国内審議団体を設置し、その国内審議団体がJISCの名のもとに国際標準の分野ごとの専門委員会に参画しています。

標準化のメリット

ビジネスにおいて標準化は、市場の創出や市場の拡大等のメリットがあります。
特に、市場創成期に標準化を活用することにより、購入者にとって、製品が標準化されていることによる品質や安全性等に対する安心感が得られ、製品の利用者が増えることにより、市場が早く創出されます。製品の利用者が増えることにより急激なシェアの寡占化が起こり、市場が一気に拡大します。また、市場創成期に標準化を活用することにより、供給側にとっても、製品が標準化されていることで技術的参入バリアが低下し、製品の主流化による市場失敗リスクが低減するため、市場の拡大につながります。
さらに、市場が拡大した後の市場成熟期では、利用者の他社製品等への乗り換えが困難となり、顧客との継続的な関係が維持されやすくなります。供給側においても、製造設備や人材の効率的活用や、部品点数の削減といったコストダウンの効果が得られます。
特に、中小企業にとって、自社製品の性能に対する信頼獲得や自社の認知度向上に役立ちます。

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