知財広め隊
CHIZAI_HIROMETAI
知財広め隊セミナー
開催地 : 鹿児島県鹿児島市
申込は終了しました商品アイデア・ネーミング これなら取れる知的財産権!
開催日 | 2018年10月26日(金)15:00~18:30 |
会場 | ソラリア西鉄ホテル鹿児島 7階「HIMAWARI」(鹿児島県鹿児島市中央町11番地) MAP |
主催 | 日本弁理士会九州支部、日本弁理士会 |
共催 | 日本政策金融公庫 熊本創業支援センター |
対象 | 中小企業関係者、一般、学生、自治体など |
定員 | 30名 |
テーマ | 「商品アイデア・ネーミング これなら取れる知的財産権!」 |
講師 | 森田 海幹 氏(弁理士)、尾崎 真哉 氏(日本政策金融公庫 熊本創業支援センター所長) |
概要 | 日本弁理士会では、昨年度より「知財広め隊」を組織し、中小企業の経営者の方々に知的財産がビジネスに有効活用できることをご認識いただき、利用活用の促進を図ることに特化したセミナーを全国網羅的に行っています。
・セミナー「商品アイデア・ネーミング これなら取れる知的財産権!」 |
開催報告
前半のセミナーでは、「商品アイデア・ネーミング これなら取れる知的財産権!」と題して知的財産全般の説明の後に特許と商標について具体的な説明を行った。説明においては、講師が日常業務の相談において重要なのに理解が乏しいと感じている部分を抜粋し、両法域への理解の入り口を少しでも広げられるような構成で展開した。
例えば、特許においては、「費用が高い」、「権利化まで時間がかかる」、「難しそうだ」というイメージに対して、「そうでもないな」と理解して頂けるよう現行の施策や実態、仮想事例を交えて説明した。
また、商標においては、商標登録出願の基本的な構成である商標と指定商品・役務との関係を説明すると共に、登録を受けた後の商標の使用態様の注意事項やブランド戦略について説明した。
後半のセミナーでは、「経営に役立つ知財活用」と題して日本政策金融公庫が取り組まれている知財を活用した支援策等も含め、深刻な人口減少と高齢化に向き合い他社に打ち勝つための基本戦略や、小規模企業ほどライバルが多く差別化が必須であること、そして、差別化のための検討の道具の一つとしてSWOT分析を示して説明を行なうなど、具体的に検討を進めることができるように説明された。
今回、基本的な事項として理解しておくべき内容について不正確な認識を持たれている方に正しく認識して頂くことに注力したが、特許においては従前のイメージの払拭と、事業戦略により権利化の時期は必ずしも早期であることが有利ではないこと等、商標におては、基本中の基本である商標と指定商品・役務との関係について理解して頂けたことは有益であった。
交流会は4つのテーブルにわかれ、各テーブルに弁理士を配置し、課題(仮想事例)について議論してもらうスタイルを基本としながら進行した。
また、課題は町のお菓子屋さんを主人公として特許、意匠、商標、不正競争防止法に関係する内容で、知的財産が事業経営においていかに重要であり無視できないものであるかを理解して頂くものであったが、雑談も交えて非常に活気ある盛り上がった会となった。課題に対する議論を交流会の柱としつつも、これをきっかけとして参加者による素朴な疑問や現在の事業等の状況をお話され、それらに対するアドバイスを行うことができた点で非常に有益であった。
お問合せ先
日本弁理士会 事務局
経営・支援室 知財広め隊担当事務局
TEL:03-3519-2709
E-mail:chizai-hirome@jpaa.or.jp