地理的表示(GI 登録)とは

地域ブランドの保護や品質保証効果による差別化が可能です。 地域ブランドの保護や品質保証効果による差別化が可能です。

地理的表示制度(GI 登録)とは?

(1)地理的表示(GI: Geographical Indication)の定義

地理的表⽰とは、農林水産物・食品等の名称で、その名称から当該産品の産地を特定でき、産品の品質等の確立した特性が当該産地と結び付いているということを特定できる名称の表示をいいます。「特定農林⽔産物等の名称の保護に関する法律(GI 法)」として平成27 年6月から施行されています。
なお、酒類にも地理的表示があり、「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」に基づき、国税庁の管轄する別制度で保護されています。

(2)GI マーク

GI マークは、登録された産品の地理的表⽰と併せて付すものであり、産品の確⽴した特性と地域との結び付きがみられる真正な地理的表⽰産品であることを証するものです。

GI マーク

(3)地理的表示(GI 登録)保護制度

制度の大枠と効果
[出典]農林水産省食料産業局「地理的表示 (GI) 保護制度」
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/

(4)地理的表示の登録手続き

登録手続きの流れ
[出典]農林水産省食料産業局「登録申請手続」
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/gi_act/process/index.html

(5) 不正使用への対応

  • 農林⽔産⼤⾂宛に不正表示に関する通報をすると、農林⽔産⼤⾂は不正使⽤を⾏っている⽣産・加⼯業者に対し不正表⽰の除去⼜は抹消を命じるため、訴訟を提起しなくとも、不正表示の除去又は抹消が可能です。
  • 輸⼊業者により輸⼊された産品に地理的表示と類似の表示が付されていると模倣品となり、その譲渡等は禁⽌されています。
    このため、譲渡等を行うと罰則が科されます。

(6)我が国での地理的表示(GI 登録)の効果

  • 地理的表示の登録を受けると、模倣品の排除が可能になります。また、販路拡⼤や販売価格の上昇、生産の担い⼿の増加等の点でも、地理的表示の登録がきっかけとなった事例があります。
  • ⾃ら産品の価値を改めて見直すことによって、品質管理の重要性を認識し、より良い産品を⽣産しようとする意欲が⾼まる等、生産者団体にとっても前向きな効果があります。
  • 不正使⽤に対して行政が取締りを行うため、⽣産者にとっては、訴訟等の負担なく、自分たちのブランドの保護が可能です。
  • 日本で生産された、真の⽇本の特産品の海外展開に寄与します。

(7)海外における日本の地理的表示の保護

  • 経済連携協定等を結んでいる国とは、地理的表⽰の保護が相互に可能です。
    日本の⽣産者が地理的表示の登録を日本で受けていれば海外でも保護されるため、管理等の負担を軽減することができます。
  • 日本の地理的表示の登録を受けた産品を外国で効果的に保護することができ、日本の農林⽔産物を外国でブランド化するのに役立ちます。