#stort 06
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KATO
SHINJI
加藤 真司

アイデアを権利化して、
グローバルに事業をサポート。

Profile

KSIパートナーズ法律特許事務所。2000年に弁理士登録(第11580号)。
現在は東京の恵比寿にある事務所を拠点に、日本語・中国語・英語を駆使して、グローバルに活躍。
専門は「特許」。企業の知財部、総合法律事務所を経て、現在は弁護士・弁理士と共に法律特許事務を経営している。

弁理士になろうと思われた理由と、
なった後の印象は?

小さな企業や個人がアイデア一つで大資本にも対抗できるという特許制度が面白い制度だと感じ、この業界で働きたいと思いました。弁理士については、法律と技術に対する知識が必要ということで、チャレンジングでやりがいのある職業だと思いました。実務を始めて最初の印象は、「こんな些細な相違で進歩性が認められるのか(「発明」って、もっと大発明をイメージしていた)…」です。いまでは、アイデアを権利化して事業をサポートするという仕事をさせてもらっており、当初イメージしていたとおりのやりがいのある仕事だと実感しています。

英語と中国語もご堪能と伺いました。
仕事で使われる機会も多いのでしょうか?

英語と中国語は頻繁に使っています。中国については言語や実務に精通するだけでなく、中国代理人のネットワークを持っているという点を強みにしています。また、最近は、日本出願をせずに中国にダイレクトに出願をする日本のお客様のために、中国代理人に日本人発明者の発明の内容を伝えて直接中国出願の明細書を書いてもらうという業務にもチャレンジしています。

硬い印象のある弁理士という職業ですが、
休日はどのようにお過ごしですか?

最近は事務所を立ち上げて間もないこともあって、土日は事務所で仕事をしていることが多いです。休みの日には子供と公園やプールに行くなどして過ごしています。子供と釣りに行きたいのですが、なかなか一緒に行ってもらえません。

生まれ変わったら、
再び弁理士になりますか?

やりたいことはいろいろあります。商社の仕事もしてみたいし、子供の教育にも興味があるし、スポーツビジネスも面白そうだと思います。生まれ変わらなくとも、歳をとってこの業界を引退したら地元で小さな学習塾を開いて子供たちと過ごしたいと思っています。

今後、弁理士は社会の中で
どのような存在になって
いくべきでしょうか。

創出された知的な創作物に法的な保護を与えるだけでなく、アイデアを創出するステージで弁理士が技術者や経営者をサポートできたらよいと思います。多くのカイゼン、ゼロイチを見てきている弁理士だからこそできる仕事があると思います。また、知的財産の流通の面でも、仕組みづくり、仕組みの運用・活性化において弁理士が活躍できるし、自分自身もチャレンジしたいと思っています。