#stort 04

ITAKURA
YUKIE
板倉 幸恵

「先生」という、言葉の重みを受けとめて。

Profile

いつわ国際特許事務所パートナー。2008年に弁理士登録(第15727号)。
専門は「特許」。システムエンジニア、特許事務所勤務を経て、現在は名古屋で弁理士業務に携わる。

弁理士になろうと
思われた理由と、
なった後の印象は?

28歳のとき、転職先を探す過程で弁理士なるものを初めて知りました。弁理士試験は別名「理系の司法試験」などと言われているそうで、カッコいいな、自分が住む世界を変えてみたいな、それに試験ならば性別や年齢によるハンディは無いだろう、と思って受験を決意しました。
弁理士になってみてまず驚いたのが、諸先輩方のなんと優しく紳士的で謙虚なこと!経験年数の長短を問わず、礼節をもって互いを尊重している雰囲気に、うっとりしました。

普段は名古屋でお仕事されているのですか?
弁理士業を行っている中で、
地域の特色などはありますでしょうか?

名古屋を拠点に仕事しています。
名古屋は、某有名自動車メーカーとそのグループ企業があるので、自動車関連のお仕事が多いと感じます。

印象に残っている
お仕事を教えてください。

勤務していた特許事務所を辞めて独立後に、初めてお付き合いしたお客様とのお仕事が最も印象深いです。
お客様は、特許出願・商標登録出願ともに初めて。私は、独立後初めて。知的財産は実務ベースでお客様に何をもたらすのか、お客様は弁理士に何を求めているのか、弁理士はどのようなサポートをすべき・できるか、など悩み考えながらのお仕事でした。弁理士はよく「先生」と呼んでいただきますが、あの時ほど「先生」という言葉の重みを感じたことはありません。

硬い印象のある弁理士という職業ですが、
休日はどのようにお過ごしですか?

引きこもりなので、家でフェレットさんと遊んでいます。
フェレットさんは、イタチ科に属する肉食の哺乳小動物で、体長は35~40cm、体重は1.0~1.5kgくらいの、もふもふした生き物です。牙や爪が鋭く肉食で、たまに飼い主の手足に噛みついてブンブン頭を振ります。一見恐ろしげな印象ですが、ちょこちょこと後ろをついて回ったり、足元に寝そべったり、つぶらな瞳でじっとこちらを見つめたり、言葉では表現できないほどの愛くるしさに溢れています。私が一番の幸せを感じる瞬間は、間違いなく、フェレットさんに顔を埋めて匂いを嗅いでる瞬間ですね。

(ここだけの話ですが・・・)
弁理士の方々のお給料は
良いのでしょうか?

正直、受験時代は「弁理士にさえなってしまえば左うちわだ!」と思っていましたが、甘かったです。
弁理士になれば、業界内でまた競争。そして競争相手は皆、真面目で頭がよく、向上心に溢れた努力家である………そんな事実に気付いたころには、もう自分も弁理士の一人だったので、後は自分自身の努力次第というところでしょうか。(競争というと過酷なイメージをお持ちになるかもしれませんが、自分を成長させてくれる大きな刺激でもあります。)

今後、弁理士は社会の中で
どのような存在になっていくべきでしょうか。

弁理士が社会の中でこうなるべき!などと大それたことは言えないので、個人的な思いを。
弁理士の業務は弁理士法で規定されていますが、私は「弁理士の仕事はホステスさんと同じ」なのだと思っています。この言葉は、前に勤務していた特許事務所の尊敬する某先生の受け売りです。私はこの言葉を、弁理士はホステスさんと同じように、お客様に対して良いサービスを提供してお客様に笑顔になってもらうことが大切、という意味だと理解しています。
私は、その言葉を胸に、出会ったお客様すべてとWin-Winの良い関係を築き、お客様の身近で手放せない存在となることを目標にして、日々仕事をしています。