#stort 02
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SHIROTA
HARUE
城田 晴栄

大きな勘違いから
弁理士に!?

Profile

株式会社ループホール代表取締役。音楽著作権を中心に、コンテンツ分野の著作権に関する領域を主に担当。2015年弁理士登録(20119)。

弁理⼠になられた理由は何でしょうか?
またいつ頃、なろうと思われたのかお教え下さい

音楽著作権に関する会社を設立して1年が経とうとする頃、『この先、会社の代表という肩書ではいつかきっと行き詰まる日が来るなぁ』と思い、著作権に関する国家資格はないのかと「著作権 資格」のキーワードでネット検索したのが、私と「弁理士」との出会いでした。
思い立ったが吉日ということで、その日のうちに受験機関に講座申し込みに行きましたが、その時点で弁理士のことをよく知らず、ネットで検索したまま著作権の専門家だと思っていたので、まさか特許法の勉強をすることになろうとは思いませんでした・・・。ということで、弁理士になった理由は、「大いなる勘違い」からです!

弁理⼠になって良かったことがあればお教え下さい

セミナーの講師をさせて頂いていますが、その際に、弁理士であることは専門家の証明として役に立っています。また、セミナーを通して様々な方々とお話しさせて頂けることも魅力です。

印象に残っているお仕事、エピソードがあればお教え下さい

合格後、たくさんの弁理士さんと知り合い、弁理士の仕事内容を理解するようになると、実は私は弁理士の世界とコンテンツの世界との橋渡し的なポジションにいるのだということに気づきました。
今は、弁理士の世界には音楽業界の現状を伝え、音楽の世界では弁理士の存在を伝えていく作業をやっているところです。

今後、どのようなことに取り組んでいきたいですか?

せっかく「音楽業界」というコンテンツ産業のど真ん中で著作権処理実務をやっていますので、著作権がリアルに生きている世界をたくさんの人に伝えていきたいと考えています。
逆に、特許や意匠等、弁理士が通常専門とする領域の実務経験が殆どありませんので、勉強してチャレンジしたいと思っています。

弁理⼠とは、どのような職業だとお考えですか?

未来を切り拓くお手伝いをする職業だと思います!知的財産は人間の思考から生まれるもの。それが発明であっても著作物であっても、知的財産には新しいものを創り出し前へ向かおうとする力が秘められています。その知的財産を活用する専門家として、弁理士は知的財産の未来案内人だと思います!

弁理⼠を志す⽅々にメッセージをお願いします

皆さんは今、どのような環境で弁理士を志されているでしょうか。
私は、冒頭でも述べたように、弁理士を知ったきっかけが大きな勘違いからでしたので、受験勉強中は、この資格を取っても今の仕事にどうやって活かせるのだろうかと悶々としたものでした。でも、そんなことは弁理士になってから考えたらよいことなのです!
知的財産は面白い!弁理士になり、音楽というコンテンツを違う角度から観察することができるようになって、仕事に深みがついたように思います。
人を助ける職業である弁理士の未来は明るいと思います。
皆さんが仲間に入ってきてくださる日をお待ちしております!