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三重県津市の地域知的財産関係者との意見交換会(2009年10月21日)

  2009年10月21日、ホテルグリーンパーク津(三重県津市羽所町700)において、地域知財関係者との意見交換会を開催しました。

  なお、この度の意見交換会の開催趣旨は、後述する「知財支援フォーラム in 津」開催の機を捉え、「地域知財活動の現状と問題点」という観点から、東海地域の知財関係者の皆様方からの率直なご意見・ご要望を賜わり、今後の当会による支援活動の方途を見出すものです。

  本意見交換会には、地域知財関係者として、
 ・佐藤 光昭 氏 (特許庁総務部普及支援課上席産業財産権専門官)
 ・高橋 直彦 氏 (中部経済産業局地域経済部産業技術課特許室長)
 ・川島 弥 氏 (三重県農水商工部商工・科学技術振興分野総括室長)
 ・矢下 祐二 氏 (三重県農水商工部科学技術・地域資源室長)
 ・室田 修男 氏 (愛知県産業労働部新産業課知的財産グループ主幹)
 ・田中 泰斗 氏 (岐阜県商工労働部モノづくり振興課技術主査)
 ・和田 忍 氏 (津市商工観光部産業政策振興課産業振興センター担当副参事)
 ・片山 良夫 氏 (財団法人三重県産業支援センター常務理事兼事務局長)
 ・長峰 隆 氏 (三重県知的所有権センター特許情報活用支援アドバイザー)
 ・仲村 義昌 氏 (社団法人発明協会三重県支部副支部長)
 ・佐久間 匠 氏 (三重県中小企業団体中央会企画振興課主査)
 ・堀 哲次 氏 (三重県製麺協同組合理事長)
 ・杉山 早実 氏 (株式会社三重ティーエルオー技術移転部長)
 ・稲垣 庄平 氏 (株式会社おやつカンパニー執行役員・開発部長)
 ・下村 健次 氏 (御木本製薬株式会社研究・開発部)
 ・久畑 久一朗 氏 (鈴鹿防災株式会社会長)
 ・熊本 貴子 氏 (銀峯陶器株式会社常務取締役)
 ・伊藤 悟 氏 (扶桑工機株式会社執行役員・生産推進部長)
にご出席頂き、当会からは、
 ・筒井 大和 (日本弁理士会会長)
 ・小森 久夫 (日本弁理士会副会長)
 ・井上 春季 (日本弁理士会副会長)
 ・松浦 喜多男 (日本弁理士会執行理事)
 ・高橋 克彦 (日本弁理士会東海支部長)
 ・向山 正一 (日本弁理士会東海支部副支部長)
 ・小林 宜延 (日本弁理士会東海支部三重県委員会委員長)
 ・和気 操 (日本弁理士会東海支部三重県委員会副委員長)
 ・小林 保 (日本弁理士会知的財産支援センター長)
 ・板谷 康夫 (日本弁理士会地域知財活動本部企画調整委員会委員長)
が出席して開催され、その冒頭、主催者である筒井会長から「当会はこれまでに中小企業等を対象とした各種の地域知財支援活動を積極的に遂行してきたが、皆様方から忌憚のないご意見・ご要望を賜わり、それらを今後の参考とさせて頂きたい」との挨拶がありました。

  その後、
 ・当会によるこれまでの地域知財支援活動(小森副会長)
 ・地域知財関係者の皆様方による知財への取組み
についての説明がなされ、これらをその主たる題目として、活発な意見交換が行われました。
なお、本意見交換会において、地域知財関係者の皆様方から賜わったご意見・ご要望については、主として、以下のとおりです。
 ・権利取得に至るまでの諸経費
 ・県内事業者の知財に対する意識改革の必要性(出願増加に向けて)
 ・地域ブランドの活用方法
 ・知財を念頭に置いた経営の必要性(中小企業者による知財戦略)
 ・模倣品の対策
 ・権利取得と収益性
 ・セミナーテーマに即した講師(弁理士)の派遣(特に、医療分野)
 ・知財の総合アドバイザーたる弁理士養成の推進
 ・当会による、より一層の知財普及啓発
東海地域における知財支援組織が一堂に会したこともあり、貴重な情報共有の場となりました。
また、これらのご意見を通して、地域特有の知財事情を考慮の上、知財を活用した地域産業の振興、いわゆる「知財立国」を目指した支援活動を推進していく決意を新たにするとともに、8,200名を超えるその専門家たる我々弁理士が、今後更なる社会貢献を果たしていくべきその必要性を痛感しました。


「知財支援フォーラム in 津〈知財で“美(うま)し国おこし・三重”
−今だからこそ知財の活用を−〉を開催(2009年10月21日、津市)

  また、同日の13時からは、同ホテルにおいて、当会、当会東海支部及び三重県主催による「知財支援フォーラム in 津〈知財で“美(うま)し国おこし・三重”−今だからこそ知財の活用を−〉(http://www.jpaa-tokai.jp/topics/topics_shousai_123.html)」が開催され、筒井会長による主催者挨拶の後に、

  ・佐藤光昭氏(特許庁総務部普及支援課上席産業財産権専門官)によるご講演『イノベーション促進に向けて(特許庁の取り組みと今後)』、

  ・大門悟氏(元ブラザー工業株式会社常務執行役員)によるご講演『ブラザー工業のグローバル化と知財戦略』及び

  ・稲垣庄平氏(株式会社おやつカンパニー執行役員・開発部長)によるご講演『おやつカンパニーの事業戦略と知財活用術』

  が行われ、およそ184名の皆様方にご聴講頂きました。

  なお、本フォーラムの開催地である三重県においては、2006年3月に「三重県知的財産戦略ビジョン」が策定されており、同県の産業や社会の活性化を図る上で重要な役割を担う知財につき、産学民官それぞれの立場から、積極的な取組みが進められています。

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