支援活動だより189_CTP
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知的財産支援活動だより2018年3月号(No.189) 25 を発展させるチャンスです!」と題したセミナーが開催されました。数多くの事例を挙げながら臨場感のあるお話をしていました。事例の多くは富澤弁理士本人が携わっているものであり実感がこもっていました。企業担当者は勿論のこと弁理士にとっても有意義な内容でした。 第3部のシンポジウムでは、キューピー株式会社、ポリプラスチック株式会社、富士通株式会社様より、開放特許に関連したシーズ・プレゼンテーションが行われました。時間の関係で限られた内容でしたが、開放特許の活用に向けての大きな一歩であったと感じました。 第4部の交流会では、当日の出席者による活発な交流が行われておりました。富士宮市の担当者と話をする機会もあり、その際、10年間の成果、今後の課題について聞くことができました。課題は販路の確保・拡大とのことです。知財の取得をいかにして利益に結び付けるか、といったことでしょうか。又、川崎市との交流についてもお聞きしました。富士宮市が日本弁理士会と知的財産支援協定を結んでいることに川崎市が興味を持ったことが交流のきっかけだったようです。 自治体は地元の産業を元気付けて自治体間競争に勝つ必要があり、弁理士は仕事を増やして職域の確保・拡大を図る必要があります。そのような観点から知的財産支援協定を益々有意義なものにしていきたいと思いました。東海支部静岡県委員会 委員長 島野美伊智

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