支援活動だより188_webbook
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46 知的財産支援活動だより2018年2月号(No.188)1.日  時:平成29年11月20日(月) 15:15〜16:052.場  所:兵庫県立須磨東高等学校 3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:知的財産権と弁理士の仕事5.対  象:1年生17名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:松山徳子8.コメント: 今回、私が訪れたのは名谷駅からバスで5分、高台に建つ兵庫県立須磨東高等学校です。同校からは、毎年知財授業のご依頼を受けており本年で5回目の訪問となります。様々な職種の社会人を招いて行われる特別授業として位置付けられているもので、弁理士の他に薬剤師、助産師、兵庫県の職員の方々が講師として来られていました。 同校では、1年生から「リーガルマインド基礎」を学ぶ機会が設けられており法律効果を発生させるための事実認定の練習から始まり、3年生ともなると模擬裁判も行うそうです。 授業は「知的財産権と弁理士の仕事」について講義形式で行いました。内容としては、生徒に一部ずつ配布した「弁理士info」を参照しながら知的財産権の概要について説明し、話題となった知財関連の紛争や事件を紹介いたしました。その後企業の新商品開発と知財による保護の実例として「きき湯」のスライドを上映しながら講義を行いました。一段高い場所から生徒を見下ろす形での講義となり緊張いたしましたが、生徒達の怖いくらいの真剣なまなざしに、7限目の授業とは思えないほどの熱意を感じました。特に、発明の発掘段階から出願・権利化段階、権利化後の権利維持・活用・侵害対策等、それぞれの場面での弁理士の果たすべき役割について説明を始めると生徒達が一斉にメモを取り始めました。様々な仕事を知ることを目的とする特別授業の一つとして「弁理士」という職業への興味の深さが感じられました。近畿支部知財授業担当 松山徳子※「きき湯」は株式会社バスクリンの登録商標です。「知的財産特別授業」兵庫県立須磨東高等学校生徒達に講義を行う講師

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