支援活動だより188_webbook
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26 知的財産支援活動だより2018年2月号(No.188)最初に作り方を、工作担当の弁理士が説明し、その中で、カッター、ハサミ、はんだ等の工具の取り扱いについての注意事項を説明しました。電子万華鏡の作り方自体は難しくありませんが、細かな作業含まれていたため、悪戦苦闘する子供も見られました。教育機関支援機構のメンバーは分担して、作業に困っている子供がいたら適宜アドバイスを行いました。最初は慣れない雰囲気で緊張していた子供もいましたが、工作を進めていくにつれて、工作に熱中し始めて、緊張感も徐々に和らいでいき、積極的に手を挙げて、メンバーに作り方の質問をするようになっていきました。また、一部の希望者には、LEDと電池ボックスの電線を接続するために、はんだごてを使用したはんだ付け作業も行ってもらいました。はんだ付け作業は、子供達単独で作業はさせずに、はんだ付け担当の弁理士の立会のもとで行いました。このため、はんだごては、複数台用意しましたが、子供達の積極性が目立ち、子供達のはんだ付け作業待ちの行列ができる程、はんだ付け作業を希望する子供達が多くなりました。工作が完成すると、子供達は完成した電子万華鏡を覗きこみ、中で点滅する発光ダイオードのキラキラしている様子を、友達同士や保護者の方と一緒に楽しそうに見ていました。最後に、工作担当の弁理士から、なぜ綺麗に光るのかなどの電子万華鏡の仕組みを簡単に説明して、工作教室は終了しました。 今年の工作教室では、例年より、参加者がやや少なかったため、静かな雰囲気で工作教室が進みましたが、逆に、教育機関支援機構のメンバーの目が子供達に対して行き届きやすくなり、けがやトラブルも無く、決められた時間内に子供達全員が工作を完成させることができました。また、席に余裕がありましたので、保護者の方も子供さんの近くに座ることができ、親子で楽しむことができたように思います。また、例年の工作教室では、工作の終了時間が子供によって早かったり遅かったりしますが、今年の工作教室は、子供たちの工作の終了時間も同じぐらいになり、ほぼスケジュール通りに進めることができました。 今回のおもしろ科学教室への日本弁理士会の参加は、発明は楽しいということだけでなく、我々弁理士の仕事を少しでも理解してもらうという観点からも非常に有意義なものであったと思います。東海支部教育機関支援機構 機構長 高田珠美運営委員  榊原靖

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