支援活動だより188_webbook
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22 知的財産支援活動だより2018年2月号(No.188)1.日  時:平成29年12月13日(水)15:00〜16:302.場  所:豊田工業高等専門学校 多目的ホール3.実施者:主催 日本弁理士会東海支部 運営 豊田工業高等専門学校4.内  容:特許紛争劇5.対象者:専攻科生(学年としては大学3〜4年生に該当)が主。その他貴校教職員のう       ち希望者。一般企業から本校の講座を受けに来ている方。約50名6.担当部署:日本弁理士会東海支部教育機関支援機構7.講  師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 高田珠美、瀧川彰人、北裕介、藤田早百合、松嶋俊紀、塩谷尚人8.コメント 同校での知的財産出前授業は、今年が2回目(2年目)となります。今回の授業には、専攻科生に加え、同校の教職員、一般企業から本校の講座を受けに来ている若手技術者にも参加いただきました。授業では、紛争劇を始める前に、瀧川先生から紛争劇に関わる特許法の基本的な知識の解説がありました。 続く紛争劇は、それぞれ異なるおにぎりパックの発明者である高田パリ子と、中小企業社長である松嶋のり男とが争う形式で、模擬侵害訴訟のような形式で行うものです。配役は、発明者の他に、それぞれの発明者の代理人弁理士、レフェリー、解説者がいます。双方の発明者及び代理人の主張をレフェリーが判断し、○の数が多い方を勝利とされます。劇では、特許の取得までの流れ、侵害判断、特許無効、そして最後にクロスライセンスが話題にあがります。 同校での授業はまだ2回目であり、受講生さんも最初は少し緊張ぎみでしたが、特許に関する知識と絡めて、笑いをとるための松嶋先生、藤田先生の演技がところどころに含まれており、受講生さんの緊張も徐々に消え、受講生さんは紛争劇の内容に引き込まれている様子でした。本校においても、紛争劇の途中で受講生さんに適宜質問を投げかけ、受講生さんを巻き込みながら紛争劇を進行しました。終演後には、鋭い質問をする受講生さんもいらっしゃいました。紛争劇で扱う特許に関する内容について、よく理解していただけたのではないかと思います。東海支部教育機関支援機構副機構長 北裕介「知的特別授業」豊田工業高等専門学校〜劇の様子〜

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