支援活動だより180_webbook
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知的財産支援活動だより2017年5月号(No.180) 29 1.日  時:平成29年2月27日(月) 14:35〜15:202.場  所:大阪市立大道南小学校 3.名  称:知的財産特別授業4.内  容:君も今日からエジソン5.対  象:6年生2クラス78名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:石井里依子、古田昌稔8.コメント: 知財授業は、2月にもかかわらず春のように暖かい昼下がりに行われました。5時間目の授業を終えたばかりの児童が、縦笛を手に持ったまま、「こんにちは」と元気に教室に集まってきました。 お決まりの質問「弁理士という言葉をきいたことがありますか?」から授業が始まりました。 残念ながら、知っている人は一人もいませんでした。しかし、「発明」という言葉の意味を見事に回答した児童がいました。講師の問いかけに対し、男子児童はとにかく元気で「ハイ!ハイ!」」とたくさんの手があがりますが、そのぶん、女子児童は控え目で、思春期の入口に特有の反応が新鮮に感じました。 サラカップルや、カタシャンボトルなどの発明品を紹介していくうちに、ざわついていた雰囲気も次第に落ち着き、児童が集中したところで寸劇が始まりました。エフ博士のセリフ飛び、怪人Xの早々の登場などのイレギュラー要素があったものの、司会弁理士の即興で難無くシーンが進みました。怪人Xの安い商品は、エフ博士の商品と比べると、機能は同じですが、造りが若干粗末です。「エフ博士の商品と、怪人Xの安い商品と、どちらを買いますか?」という問い掛けに対し、良いものだから、信用があるからなどを理由にエフ博士の商品を買うと答えた児童が多かったのには、安心しました。授業が終わると、発明品や講師に興味深々の児童が寄ってきてくれました。 小学校の玄関に「夢いっぱいの6年生」という作品が掲示されているのを見つけました。スポーツ選手、パティシエ、医者、警察官などの将来の夢が紙いっぱいに溢れていましたが、案の定、弁理士らしきものはなく…。今回の授業が、一人でも多くの児童や先生方に弁理士という職業を知っていただく機会となったことは、喜ばしい限りです。近畿支部知財授業担当 石井里依子「知的財産特別授業」大阪市立大道南小学校児童達に講義を行う講師陣

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