支援活動だより180_webbook
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知的財産支援活動だより2017年5月号(No.180) 13 1.日  時:平成28年12月16日(金) 10:30〜12:00                     12:50〜14:102.場  所:大阪府立千里高等学校3.名  称:知的財産特別授業4.内  容:「きき湯」、「プルトップ缶」ほか5.対  象:1年生4クラス160名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:淡路俊作8.コメント: 今回、知的財産特別授業を実施したのは、大阪府立千里高等学校です。同校からは、初めての依頼です。同校はスーパーグローバルハイスクールの指定校であり、スーパーサイエンスハイスクールにも指定された実績を持つ、とても教育熱心な学校です。 授業は講義形式で行いました。今回は1コマ80分という時間をいただいておりましたので、まずは、『“豊富な発泡”へのこだわり~「きき湯」の知的財産権~』と『世界が認めた町工場の職人技~「プルトップ缶」の知的財産権~』という2つのコンテンツを紹介しました。それに続き、特許を取得するために弁理士が普段どのようなことを考え、どのような手続きを行っているのか、ということについて具体的な事例を交えて説明しました。 優秀な学校ということで少し難しめな内容であったにもかかわらず、多くの生徒たちがうなずきながら熱心に話を聞いてくれました。講義中にこちらから質問をすると恥ずかしがってあまり答えてくれませんでしたが、講義終了後に質疑応答の時間を設けると、とても多くの生徒たちが手を挙げてくれました。中には、会社の社員がした発明については、だれが特許権を取ることができるのですか、といった職務発明の論点に迫るような鋭い質問もあり、とても驚かされました。また、ある生徒からは、弁理士にはどうやったらなれるのか、年齢制限はあるのかといった質問もありました。弁理士に非常に興味を持ってくれた様子で大変うれしく思いました。 一人でも多くの生徒たちに弁理士という職業を覚えてもらい、将来職業を選ぶ上で選択肢の一つに入れてもらえればと感じつつ、学校を後にしました。近畿支部知財授業担当 淡路俊作※「きき湯」は株式会社バスクリンの登録商標です。「知的財産特別授業」大阪府立千里高等学校生徒達に講義を行う講師

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