支援活動だより180_webbook
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12 知的財産支援活動だより2017年5月号(No.180)1.日  時:平成28年11月15日(火) 10:50〜11:402.場  所:大阪市立四貫島小学校 3.名  称:知的財産特別授業4.内  容:君も今日からエジソン5.対  象:6年生1クラス17名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:佐々木達也、国友泰宏8.コメント: 今回、我々が訪問した大阪市立四貫島小学校は、阪神なんば線千鳥橋駅から徒歩で約5分の、商店街が近くにある住宅地の中に位置しています。 授業前に校長先生とお話をしたところ、校長先生は知的財産権の知識をお持ちであり、会話が弾みました。 授業が始まって、我々2人がぬいぐるみのチャッピーくんを取り出して挨拶をすると、児童たちの間から「かわいい」との声が上がりました。そして、「弁理士という仕事を知っていますか?」、「弁護士という仕事を知っていますか?」などの質問をしてみると、弁理士を知っている児童はいなかったものの、積極的に答えが返ってきました。このように、終始積極的な雰囲気の中で授業は進みました。 発明をしてもらう場面では、荷物を両手に持っているときに、どうやって傘を差すのかという課題の解決をお願いしたところ、3人の女子児童が立候補して取り組んでくれました。この3人の女子児童たちが考えた方法のなかには、傘の骨を服の背中側の襟に洗濯バサミで取り付けるという、他にはない画期的な方法が含まれていました。 続いて、寸劇のパートに移りました。怪人Xを担当していただいた先生は、昨年に続いての怪人X役ということで、今回もスムーズに怪人役を演じてくださいました。 怪人Xが登場した後に、「エフ博士と怪人Xのどちらのサラカップルを買いますか?」と質問したところ、児童たちの中には、「怪人Xはエフ博士のものを勝手に盗んでいるから、エフ博士のサラカップルを買う」という、知的財産権法制の趣旨に合致した考え方であると言っても全く差し支えがない考えを述べる児童がいて、驚かされました。 授業が終わり、我々2人がチャッピーくんを持って児童たちのところに行って、「みんなありがとう」と挨拶したところ、みんなチャッピーくんに興味津々でした。 また、児童たちの興味は、授業で使った発明品にも拡大していきました。 次の授業が始まるまで、授業で使った発明品が置いてあるテーブルの近くで、担任の先生も交えて楽しく会話を交わすことができました。 今回の知財授業によって児童たちに知的財産権を知ってもらい、将来、優れた発明を生み出す発明家になっていただけたら幸いです。近畿支部知財授業担当 国友泰宏「知的財産特別授業」大阪市立四貫島小学校児童たちに講義を行う講師陣

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