支援活動だより179_webbook
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知的財産支援活動だより2017年3月号(No.179) 17 1.日  時:平成28年12月20日(火) 13:50〜14:352.場  所:大阪市立瓜破西小学校 3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:君も今日からエジソン5.対  象:6年生2クラス47名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:後 利彦、山本雅之8.コメント: 喜連瓜破駅から住宅街を抜けて徒歩10分ほどの所に大阪市立瓜破西小学校はありました。大都市に位置するにも関わらず広々とした校庭で多くの児童達がのびのびと遊んでいる姿が最初に目に飛び込んできました。 今回の授業は、にこやかで独特の雰囲気を持つ山本会員による司会によって、児童達のみならず、学校の先生まで引き込んだとても楽しい授業になりました。こちらから「発明って何かな?」「両手にお皿とコップを持っているけどどうすればいいかな?」「特許権って知ってる?」などの質問を投げかけたところ、児童達はとても積極的に手を挙げてくれて、いずれの質問についてもほぼ正解となるような回答をズバリ答えてくれたのには少々驚きました。また、学校の先生に悪者の怪人X役をして頂きましたが、豊富なアドリブで動きも大きくプロ顔負けの迫真の演技をして下さりものすごく寸劇が盛り上がりました。後でお聞きしたところ、先生ご自身で脚本を書いて演技もされるということで、打ち合わせの時の物静かな先生とは真逆で我々も本番で圧倒されました。一方、寸劇の途中でサラカップルを発明した私が扮するF博士と、真似をして安く販売する怪人Xとどちらから買うかと質問したところ、「F博士から買うべき」「特許権がある」という意見が多く聞こえ、発明をした人を尊重すること、特許権が発明を守ってくれる権利であることをよく理解してくれており、とても嬉しい気持ちになりました。 授業の最後に質問時間を設けました。「どうして弁理士になったのか?」という質問について我々二人とも研究者(発明者)であったことがきっかけであることを話しました。すると、「これまでどんな発明をしてきたのか?」という質問も出てきました。「みんなが良く知っている○○にも使われています」と伝えると「おーっ」という歓声があがり、発明をより身近なものとして感じてもらえたのではないかと思いました。授業終了後、担任の先生や校長先生からも本当に楽しい授業でしたと何度も言って頂き、発明の楽しさとそれを保護する特許権、そして弁理士という職業についてもよく理解してもらえたように感じました。校長先生からは、「弁理士という職業についても初めて知ることができ、キャリア教育としてもこの知財授業はいいですね」とのお言葉を最後に掛けて頂きました。 今回の授業は児童、先生、我々の三者が一体となって進めることができ、これまでの知財授業の中でもとても楽しい知財授業の一つになったと思います。近畿支部知財授業担当 後利彦「知的財産特別授業」大阪市立瓜破西小学校興味津々の児童達に講義を行う講師陣

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