支援活動だより178_webbook
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知的財産支援活動だより2017年2月号(No.178) 9  ・どんな発明が特許になるの? ・特許ってどうやってとるの? ・意匠、商標ってなに?ii)<中級編> 「発明トレーニング」の講義と実技 前半の講義では、冒頭で、理解しやすい身近な発明を補助講師が紹介し、その後、発明をするうえで大事な考え方(従来技術の把握、従来技術の課題、課題を解決するための手段、それによってもたらされる発明の効果)、すなわち、発明ストーリーを正講師が説明しました。例えば断面が「六角形の鉛筆」という発明があった場合、断面が円形の鉛筆との違いを、発明としてどのように把握すればよいのか、この発明の本質とは何か、などについて知ってもらいました。後半の実技では、学生に複数のグループに分かれてもらい、身近な製品を使って発明ストーリーを考えてもらい、グループごとに発表してもらいました。iii)<上級編> 特許権に関する争いを、電子紙芝居を通じて説明しました。実際の特許紛争に近い難しい内容であるため、電子紙芝居の物語を通じて解説し、理解しやすいようにしました。電子紙芝居の途中、基礎的な内容も解説しました。 「特許権の取得から特許権侵害を巡る攻防まで」 ・最近の特許訴訟の紹介:サムソン対アップル事件などの簡単な解説 ・おにぎりパック特許権物語:おにぎりの包装に関する特許権に関して、特許権の取得から特許権の行使・交渉までを、2企業間の争いを通じて、実際の特許権の行使について電子紙芝居で解説しました。予め録音された音声を主人公とし、主人公の代理人を正講師が演じ、寸劇風にわかりやすく説明しました。途中で学生の意見を聞くところを数か所設け、学生自身にも考えて頂くことで理解を深められるようにしました。なお、補助講師は司会を務めました。4.セミナー実施状況 21校の高専でセミナーを開催することができました。以下に、開催地域、高専名、開催日、参加人数、講師を担当した会員を一覧にし、高専セミナーの様子を撮影した写真の一部を載せます。No開催地域学 校 名開 催 日参加人数正講師補助講師1北海道旭川工業高等専門学校2016年11月10日158大窪智行渥美元幸2東北福島工業高等専門学校2016年10月12日140稲穂健市松本秀治3鶴岡工業高等専門学校2016年11月10日70加賀谷剛加藤裕介4一関工業高等専門学校2016年11月24日42高橋亨宮田信道5秋田工業高等専門学校2016年12月 7日170齋藤昭彦宮田信道6北陸石川工業高等専門学校2016年10月24日15水野友文丹生哲治7富山高等専門学校2016年12月 9日43藤井俊一下田正寛8関東群馬工業高等専門学校2016年10月21日40水崎慎中越貴宣9木更津工業高等専門学校2016年11月22日28山中憲太郎下田正寛10東京工業高等専門学校2016年12月 2日29本谷孝夫大久保秀人11東海鈴鹿工業高等専門学校2016年10月 5日17花田久丸丹生哲治12沼津工業高等専門学校2016年11月 2日183阿出川豊根本雅成13近畿舞鶴工業高等専門学校2016年11月16日81三宅康雅吉田秀幸14和歌山工業高等専門学校2017年 1月16日19柳瀬智之松村直樹15中国大島商船高等専門学校2017年 1月17日11木村正彦丹生哲治16四国弓削商船高等専門学校2016年12月 2日70安藤直代水崎慎17新居浜工業高等専門学校2016年12月16日40京和尚上岡將人18九州有明工業高等専門学校2016年10月 5日30末富孝典水崎慎19大分工業高等専門学校2016年10月12日110丹生哲治渥美元幸20北九州工業高等専門学校2016年12月 5日80宇都宮将之下田正寛21熊本高等専門学校2016年12月13日130遠坂啓太西山忠克

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