支援活動だより178_webbook
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知的財産支援活動だより2017年2月号(No.178) 39 1.日  時:平成29年1月15日(日) 13:30~16:002.場  所:アスト津 津市アストプラザ 4F研修室A3.内  容:「特許異議の申立て制度・職務発明制度の紹介」4.講  師:岡田伸一郎(特許異議申立て制度)・小林洋平(職務発明制度の紹介)6.対  象:一般市民、企業関係者など 21名7.担当部署:東海支部 三重県委員会8.コメント: 本年度の休日パテントセミナーは、平成26年及び27年の特許法改正に鑑みて、特許異議の申立て制度と職務発明制度についての内容を講義した。 第1部の講義では、岡田弁理士に、特許異議の申立て制度について、講演を頂いた。特許公告制度から付与後異議制度への変更、特許無効審判への一本化を経て、今回の特許異議申立て制度に至る歴史を含め、分かりやすく説明を行っていただいた。また、特許異議申立制度と特許無効審判制度の相違についても説明を含めていただいた。全体の講義後の質疑応答では、特許異議申立制度に関するものが集中していたことから、(現在のところは十分な利用件数は認められないものの、)聴取者の関心は大きいと考えられた。 次に、第2部の講義では、小林が、職務発明制度に関する法律改正の概要と、特許庁から発表されたガイドラインについて講義を行った。特に、中村修司先生と日亜化学との判例を引きつつ、法律改正に至った経緯を含めた説明を行った。なお大企業では、従来から職務発明制度に関する自社制度を有していることが多く、実行もされていることから、法制度に基づく質疑応答はなかった。但し、中小企業では、今回の法改正を機会として、自社の制度を組み立てようとされているところもあると考えるので、そのための参考資料として講義が役立ったと考える。 最後に、質疑応答では、特許異議の申立制度に関するものが多く、残りの20分間程度を要して、質問と回答を行った。 また、当日は伊勢新聞社の取材が行なわれ、翌日の1月16日朝刊に、休日パテントセミナーの記事が掲載された。東海支部三重県委員会 委員長 小林洋平「休日パテントセミナー2016in津」会場の様子

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