支援活動だより178_webbook
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22 知的財産支援活動だより2017年2月号(No.178)1.日  時:平成28年12月13日(火) 18:00~20:002.主  催:東京都立工芸高等学校3.場  所:東京都立工芸高等学校4.テーマ:G課講演会「商標権の基礎」5.対象者:定時制 グラフィックアーツ科 第1学年~4学年6.参加人数:80名7.講  師:関東支部知財教育支援委員会 委員 高原千鶴子、高橋友和       関東支部東京委員会     委員 藤岡茂8.コメント: 担当の佐原先生との事前の打ち合わせにより、当日の知財授業の内容は、以下の様なものとなりました。18:00~18:20 電子紙芝居「商標って何」(講師:藤岡、高橋、高原)18:20~18:50 知財授業「身の回りにある商標」(講師:高原) 10分間休憩19:00~19:10 電子紙芝居「商標権の侵害」(担当:藤岡)19:10~19:50 知財授業「商標の登録の仕方」(担当:高橋)19:50~20:00 知財授業「高校生知っておきたい著作権」(講師:高原) 知財授業のオープニングは、委員3人で電子紙芝居「商標って何」をしました。この電子紙芝居は、ある工芸高校の1人の生徒が誕生日のプレゼントにブランド品のペン「スーラのペン」を買って貰うことから始まります。数日後、ある女子生徒が,露店で買った格安の「スーラのペン」を買ってきましたが、それが本物かどうかを知るために、「スーラのペン」を製造しているスラスラ社を訪問し、そこで「スーラのペン」のブランド名「スーラ」とは、商標という知的財産であることを知ります。そして、商標には、自他商品識別、出所表示、品質保証、広告宣伝の役割があり、露店で買った格安の「スーラのペン」は偽物であると教わります。では、「スーラのペン」を侵害するとどうなるかという事になり、商標の専門家である弁理士に話を聞きに行くというストーリーとなっています。 2番目の高原は、「身の回りにある商標」を具体的に説明する講義内容で、従来からある商標と昨年から保護されるようになった新しいタイプの商標「ファイト・一発」、「おーいお茶」などについて説明をしました。休憩後の後半の授業は、藤岡委員が、電子紙芝居で、侵害をみつけた時には、警告書を送ったり、損害賠償の請求をしたりするが、相手が、警告を無視したときは、弁護士と共同で訴訟を起こすことになるという説明をし、偽物を製造する人だけではなく、偽物を買う人も悪いということで、「商標権の侵害」についての授業をしました。次に、高橋委員が、商標の登録の仕方について、まず、商標の類似、商品の類似についての説明をして、次に実際の商標を見てみようのコーナーでは、「十六茶、LION、 iPhone」商標の採択にまつわる逸話をしました。最後に、高原が高校生が知っておきたい著作権ということで、例えば、違法に配信されている音楽や映像を視聴したら違法か否か等のQ&A形式での授業を行いました。「知的財産特別授業」東京都立工芸高等学校

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