支援活動だより177_webbook
29/48

知的財産支援活動だより2016年12月号(No.177) 29 1.日  時:平成28年10月22日(土) 14:00~16:302.場  所:和歌山商工会議所3.テーマ:中小企業の知的財産活用について ~活用事例やそのポイント~4.講  師:岡田充浩5.受講生:7名6.コメント: パテントセミナー2016和歌山では、岡田充浩会員をお招きして「中小企業の知的財産活用について ~活用事例やそのポイント~」というテーマでご講義いただきました。 岡田会員は和歌山で実務に携わっておられ、昨年度のパテントセミナー2015和歌山もご担当いただきました。今年度は、優れた商品や品質のよい農作物を外部に発信する手段として、中小企業が知的財産をいかに用いるべきかについて、岡田会員ご自身の経験に基づくお話を聞くことができました。 中小企業が知的財産に対して抱えている問題点として、「知的財産部&知財担当者がいない」、「やることが多い」、「成果がすぐに見えない」点が挙げられます。これに対し、知的財産を「保険」(=普段は使いたくないが、万が一のときに使えるもの)として考えてはどうか、そのためには、使えない権利を取得しても役に立たず、事業戦略・知財戦略に沿った権利を取得する必要があると仰っていたのが印象に残りました。 特許権とノウハウの使い分け、特許権と実用新案権の使い分け、特許権と意匠権の併用、特許権・意匠権と商標権の併用など、知的財産全般にわたる講義でしたが、1つ1つのテーマについて丁寧にご説明いただけたため、受講者の皆様も消化不良に陥らず、理解しやすかったのではないでしょうか。 例年と同様、受講者は少数でしたが、非常に実践的なお話であったため、受講者の皆様には有意義な時間をお過ごしいただけたものと思います。近畿支部 知財普及・支援委員会 山田淳一「パテントセミナー2016 和歌山」講師:岡田充浩会員会場の様子

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 29

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です