支援活動だより177_webbook
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20 知的財産支援活動だより2016年12月号(No.177)1.日  時:平成28年9月29日(木) 13:50〜15:252.場  所:甲賀市立甲南第二小学校 3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:発明工作授業(回転台)、君も今日からエジソン5.対  象:6年生1クラス20名6.担当部署:近畿支部 知財普及・支援委員会7.講  師:岸本忠昭、石原広隆8.コメント: 今回の知財授業が行われた甲南第二小学校は知財授業は初めての申込みとのことでした。 しかしながら、甲南第二小学校の校長先生が過去校長をされていた小学校で知財授業を経験されており、校長先生が内容をよくご存じで、今年度、社会学習の一環として学外の方の授業を検討する際に、弁理士会を真っ先に検討され声をかけて頂いたそうです。過去の知財授業の実績が生きて次に繋がっていることを感じました。 授業は6年生1クラスを対象に、1コマ目は「工作授業」、2コマ目は「君も今日からエジソン(寸劇授業)」でした。 1コマ目の工作授業では、どの児童も積極的に工作に取り組んでおり、活気がありました。 また、時間配分もうまくいき、児童の良い作例を紹介しつつ工作時間もある程度確保できてスムーズに行うことができました。授業の終わりで何人かの児童はほぼ完成というところまで漕ぎ着けましたが、かなりの児童は少し時間が足りないようでした。ほとんど完成している児童も含め、家に持って帰って続きをするという児童が殆どで、講師としてもやりがいがありました。 次の寸劇授業では、司会役は私が、博士役は岸本会員が務めました。連続のコマでの授業でしたので児童もだいぶ慣れて積極的に手を挙げて、質問に回答したり、前に出てきて寸劇の手助けをしてくれました。怪人Xの役は担任の先生にお願いしましたが、その登場の場面ではとても盛り上がりました。児童は事前に知的財産権、弁理士などについて学習しており、弁理士の仕事の内容についても知っていました。そのためか、寸劇の最初の質問で、発明者である博士の商品を、値段が安い模倣品を販売している怪人Xの商品よりも、積極的に買いますという意見の児童が全員で、知財意識の高さに驚きました。この発明者を大事にする心を今後も持ち続けてほしいと思います。 授業の後に少し質問の時間を設けましたが、時間内に回答できないほど、たくさんの質問を頂きました。大変興味を持って授業を聞いてもらい、甲南第二小学校の日頃の指導の良さが偲ばれました。近畿支部知財授業担当 石原広隆「知的財産特別授業」甲賀市立甲南第二小学校興味津々の児童達に講義を行う講師陣

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