支援活動173_webbook
8/44

8 知的財産支援活動だより2016年8月号(No.173)8月までの支援活動11.日  時:平成28年5月11日(水) 13:30~14:202.主  催:栃木県立宇都宮工業高等学校3.場  所:栃木県立宇都宮工業高等学校4.テーマ:知的財産権について5.対象者:1学年8クラス6.参加人数:320名7.講  師:関東支部知財教育支援委員会(副委員長)、       関東支部栃木委員会(副委員長)        山田  毅彦       関東支部知財教育支援委員会         大日方 和幸8.内  容: 宇都宮工業高等学校は、従来から、知的財産の知識の向上に熱心に取組んでいましたが、最近は、パテントコンテストやビジネスグランプリに取組み、専門的職業人を育成するため先進的な卓越した取組を行う高校「スーパー・プロフェッショナル・ハイスクール」として文部省の指定も受け、「グローバルエンジニア」の育成を目指しています。 授業は、大学で使われているような大きな階段教室で行ないましたが、学校の先生方にテキストを事前に生徒に配布して頂くことでスムーズに始めることができました。 前半は、山田会員が「知的財産権」全般を説明し、後半は大日方会員が「特許の審査」を説明しました。生徒にとって分かりやすい内容になるように、栃木県で生産されているものを取り上げました。前半では、例えば、栃木県の特産である「とちおとめ」と「スカイベリー」というイチゴを例にして、商標権と育成者権(種苗法)とを比較して説明しました。後半では、宇都宮市にあるレオン自動機株式会社の「ピザスピナ®」(ピザ生地を作る機械)の特許権を例にして、進歩性の審査を説明しました。 難しい内容にもかかわらず、熱心にメモをとっている生徒の姿を見て、講師としてはうれしくなりました。 これからは、単に、知的財産権を身近なものにするだけでなく、「グローバルエンジニア」になるために習得すべき知的財産の知識の向上に役立つ知財授業になるように、内容を工夫して行きたいと思います。知財教育支援委員会 大日方 和幸「知的財産特別授業」栃木県立宇都宮工業高等学校

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 8

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です