支援活動173_webbook
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22 知的財産支援活動だより2016年8月号(No.173)1.日  時:平成28年7月19日(火) 9:00~11:302.場  所:岐阜県立多治見工業高等学校 教室3.実施者:主催 (独)工業所有権情報・研修館・運営:岐阜県立多治見工業高等学校4.内  容:知的財産に関する創造力・実践力・活用力開発事業 1年生対象「知的財産権の重要性について」 2,3年生対象「特許権、意匠権について」 ※1,2,3年生ともこの授業の後、ペーパーウェイトのデザイン、アイデアを出し て創造力を高める授業を展開する予定。5.対象者:1年生(40名)・2,3年生(78名)合計118名6.担当部署:東海支部 教育機関支援機構7.講  師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 菊谷 純・瀧川 彰人8.コメント: 高校1年生40名を1グループ、高校2、3年生78名を1グループ、の2グループに分けて知的財産権の基礎を解説しました。また、高校1年生は知的財産についての説明及び発明して発表するワークを行いました。高校2、3年生は特許、意匠の具体例やクイズを交えつつ知的財産権の概要を説明しました。高校1年生向け: 電子紙芝居および知的財産権制度の概要に関するスライドを使って解説しました。前半の1時間では、電子紙芝居を使って、概要を理解してもらった後、スライドを使って「知的財産」や「知的財産権」という言葉の説明と、「知的財産権制度」の目的を説明しました。また、後半ではポンプ容器を題材として問題点や解決手段を考えてもらい、発表してもらいました。1年生は事前に知的財産に関する授業を受けていることもあってか、反応よく受け答えしてくれました。今回の知的財産授業を通じて特許制度や知的財産権制度に関する理解をより深めていただけたと思います。(菊谷 純)高校2、3年生向け: 電子紙芝居および特許・意匠を中心とした知的財産権制度の概要に関するスライドを使って解説しました。前半の1時間は、まず知的財産権の種類、特許の登録事例、特許制度の概要を説明し、その後電子紙芝居を見てもらい理解を深めてもらいました。休憩後の後半は、電子紙芝居に関するクイズをした後、パテントコンテストの受賞作品を紹介し、実際に「鉛筆についての課題」を与え、その課題を解決するための構成について考えてもらい、発表してもらいました。その後、意匠について、登録事例やデザインパテントコンテストの受賞作品などを紹介し、検索方法や登録要件について説明しました。最後に、商標に関するクイズや知財トピックスの紹介を行いました。講義では、熱心にメモをとる生徒もみえました。また、クイズや登録事例などを用いた説明の際には、多くの生徒が興味深そうにスライドを見ていましたので、知的財産権について興味を持つきっかけになったのではないかと思います。(瀧川 彰人)東海支部 教育機関支援機構  機構長  瀧川 彰人              運営委員  菊谷  純「知的財産特別授業」岐阜県立多治見工業高等学校授業の様子(菊池講師)授業の様子(瀧口講師)

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