支援活動170_WebBook
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14 知的財産支援活動だより2016年5月号(No.170)1.日  時:平成28年4月23日(土) 13:30~14:302.主  催:秋田市少年少女発明クラブ3.場  所:秋田市東部市民サービスセンター 4.出席者:熊谷繁会員(講師)       少年少女発明クラブの児童  16名       児童の保護者等       19名       少年少女発明クラブの運営者 10名       企画推進委員会委員 齋藤 昭彦5.内  容: 知財授業は、秋田市少年少女発明クラブの開講式の中で、科学技術週間(=発明の日(4月18日)を含む一週間)の記念講演として開催されました。 教材は、日本弁理士会知的財産支援センターが所有する電子紙芝居「パン職人レオ君の物語」を活用しました。第一章が「発明ってなあに?」、第二章が「特許ってなあに?」、第三章が「特許を使う?」の三部構成です。それぞれ、発明の定義、特許要件、特許のライセンスについて、ストーリー形式で分かり易く解説するものです。第一章では、「ジャムパン」を例にして、工夫が発明になること、第二章では、「ジャムパン」が真似をされてしまったので、次に発明した「カレーパン」が真似されないためには特許を取る必要があること、第三章では、多くの人にカレーパンを食べてもらうために、「カレーパン」の特許を他人に使ってもらえることが理解できるようになっています。 クラブの開講式ということもあり、児童たちは、少し緊張している様子だったが、電子紙芝居を真剣に見ていました。クラブでは、全日本学生児童発明くふう展に向けて、児童自らが発明することになります。「パン職人レオ君の物語」の電子紙芝居は、児童のやる気を引き出す良いきっかけになったと思います。また、児童の保護者に対しても、少なからず弁理士会のPRができました。 秋田市少年少女発明クラブの運営者には、秋田県発明協会の役員の方が数名在籍されていました。他の少年少女発明クラブも、発明協会との人的繋がりがあるため、各少年少女発明クラブでの知財授業の実施については、各県の発明協会を通じた働き掛けを行うことが有効になります。 また、児童向けの知財授業については、事前準備に要する講師の負担を軽減するために、知的財産支援センターが所有するコンテンツを積極的に活用していくことが望ましいと思います。東北支部企画推進委員会委員 齋藤 昭彦「知的財産特別授業」秋田市少年少女発明クラブ

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