支援活動169_WebBook
11/28

知的財産支援活動だより2016年3月号(No.169) 11 1.日  時:平成27年12月24日(木) 18:00~20:002.主  催:東京都立工芸高等学校3.場  所:東京都立工芸高等学校4.テーマ:意匠権5.対  象:定時制グラフィックアーツ科 1年生~4年生 110名6.講  師:関東支部東京委員会副委員長 尾関 眞里子       関東支部知財教育支援委員会 佐藤 高信、金森 靖宏7.内  容: 東京都立工芸高等学校の「知的財産特別授業」は、本年度で6回目となります。1年生から4年生を対象に、年に1回授業をおこない、昨年度は2クール目の初年度として著作権を行いました。今年度は、2年目として佐原先生からもご要望のありました「意匠権」をテーマにお話ししました。授業は4部構成で行いました。 最初に金森会員が、「意匠って何?」というテーマで全体を通した概論を説明しました。ここで、意匠権について意匠の定義、登録要件、部分意匠制度等の特殊な意匠制度、画像意匠、権利侵害、国際登録出願等について、全体的な説明をしました。 次に佐藤会員が、「身近な創作から意匠を考えてみましょう」というテーマで、佐藤会員が11月2日に訪れた工芸祭に展示された生徒さんの作品を題材に、正に身近な意匠を取り上げ、生徒さんの興味を引きやすい工夫を凝らした説明をしました。 休憩をはさみ、エンタメ意匠「弁理士 加賀見鏡一郎」の電子紙芝居を上演しました。コンテンツは分かり易いストーリー展開となっていて、生徒の皆さんに楽しみながら意匠を知ってもらえたと感じました。劇中では尾関会員が意匠の類否判断の解説を行いました。 その後、尾関会員がJ-Plat-Patを用いて意匠検索を実演しました。その中で、佐藤会員が持参した「アニマルラバーバンド(アッシュコンセプト)」が紹介されました。この「アニマルラバーバンド」を知っている女子生徒さんが多数出席していたこともあり、興味を持って聞いてもらえたのではないでしょうか。 最後に感想文を拝見せていただきました。「わかりやすかった。」という感想に対して、「少し難しかった」という感想もあり、後者については真摯に受け止め、今後の反省材料とすべきではないかと感じました。 他方、生徒の皆さんの授業に対する意欲的な姿勢は変わらず感じましたので、次年度以降はより充実した内容としていきたいと考えます。関東支部知財教育支援委員会 金森 靖宏「知的財産特別授業」東京都立工芸高等学校

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 11

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です