支援活動165_Webbook
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知的財産支援活動だより2015年10月号(No.165) 7  それぞれのスポンサー及び日本弁理士会からの説明は次のとおりでした。・THOMSON REUTERS 同社のデータベースを用いた①3Dプリンタの例を用いた技術動向調査、②競合との比較分析、③特許の棚卸し、④ライセンスアウト先の調査、の4つの事例について説明がありました。・Wellspring ナレッジサプライチェーンとして、発明や発見などの他、マーケティング、外部資金、契約、共同開発、等々の研究とイノベーションに関係する様々な関係資産のポートフォリオを同社のソフト(ツール)によって把握し、アクセスするサービスの説明がありました。・(株)フェリシモ 自社企画商品を中心に、カタログやウェブで生活者に販売するダイレクトマーケティング業を営む同社が、大学や研究機関とのコラボで、かしこい(高機能)かわいい(高付加価値)アイテムとして、放射性物質を吸着するスペシャルマスクと、水ベースの保湿成分入りマニキュアを開発した2例について説明がありました。・日本弁理士会 日本弁理士会からは、橋本虎之助副会長と松浦喜多男知的財産支援センター長が登壇。橋本副会長からは、弁理士知財キャラバン事業を中心にして知財で社会に貢献する弁理士会の説明が、また、松浦センター長からは、日本の各地域との提携、大学や高専、小中校など各教育組織との提携を通しての支援事業についての説明がありました。・日本医療研究開発機構 日本医療研究開発機構(AMED)からは、医療分野における研究成果活用の課題に対するAMEDとしての解決策が示され、また、知的財産部の体制とその活動についての説明がありました。 各スポンサーからは以上のような産学連携に役立つご案内がありましたが、スポンサーセッションという位置づけからか、参加者がやや少ないようにも思われ、その点は残念な印象を受けました。(武田 寧司)2.特許基礎講座(E2)(日本弁理士会協賛セッション) このセッションは、毎年行われており、主に産学連携部門に携わる初心者向けの知的財産基礎講座です。本年度も、若手の参加者を中心に約60名が熱心に聴講していました。モデレータ:上條由紀子会員(金沢工業大学大学院 知的創造システム専攻 准教授)スピーカー:小林寛和会員(酒井国際特許事務所)  :矢口太郎会員(恵泉国際特許事務所)

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