支援活動163_Webbook
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知的財産支援活動だより2015年8月号(No.163) 5 めています。 締結式において、飯泉知事は「徳島県には優れた中小企業が多い。大企業の埋もれた知的財産を中小企業が利用する技術シーズマッチング等により中小企業を発展させたい。本協定がそのような事業にも役立つことを期待している」と挨拶されました。また、伊丹会長は、「徳島県の中小企業の活性化を知的財産の活用により全力でサポートしたい」と話し、日本弁理士会の新規事業である「弁理士知財キャラバン」の説明を行ったところ、飯泉知事は、同事業の活用により中小企業が事業承継に関する相談や海外進出の支援アドバイスが受けられることに大変興味を示されました。 また、本協定に基づく知的財産の普及啓発、人材育成の事項においては、本協定を契機に徳島県新規採用職員の後期研修に「知的財産の概要」が組み込まれ、当会会員の弁理士が講師を務めるなど具体的な連携がスタートしています。徳島県では、「21世紀の光源であるLEDを利用する光(照明)産業の集積」を目指す「LEDバレイ構想」を策定し、工場・研究所等の集積、高度技術者の育成や先端技術の研究開発を行う拠点の形成を目指しており、このような取り組みに対しても知的財産面から助言や連携などの支援を行うことが可能と考えております。 伊丹会長が締結式で説明した「弁理士知財キャラバン」は、中小企業者等に対し知的財産全般的に支援活動を行う「中小企業キャラバン隊」と地域の農協、漁協、工芸品組合等の団体、事業者に対して「地域ブランド」に関する支援活動を行う「商標キャラバン隊」から構成されます。本協定と併せて、このような事業も積極的に活用していただき、徳島県の「LEDバレイ構想」の実現や技術シーズビジネスマッチングの推進、地域ブランドの強化を図り、徳島県の地域の活性化と産業の振興に寄与していくことが期待されているところです。締結式の様子左から坂野博行支援センター副センター長、吉田英一郎徳島県商工労働観光部長、橋本虎之助副会長、伊丹勝会長、飯泉嘉門県知事、松浦喜多男支援センター長、中越貴宣四国支部長、豊栖康司会員(徳島県窓口責任者)

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