支援活動158_webbook
42/68

42 知的財産支援活動だより2015年2月号(No.158)1.日  時:平成26年11月15日(土) 14:00~16:302.場  所:TKPガーデンシティ大阪梅田3.テーマ:間接侵害の新時代4.講  師:弁護士・弁理士 岩坪 哲 会員5.受講者:156名6.コメント: パテントセミナー2014の大阪応用編第2回目は、弁護士・弁理士の岩坪哲会員による「間接侵害の新時代」というテーマで講義をしました。侵害訴訟の経験が豊富な岩坪会員の講義とあって、会場には156名もの大勢の受講者にお越しいただきました。 まず、独立説と従属説との違いについて、学説や具体的な裁判例を用いて分かりやすく説明がありました。その後、特許法第101条第1号及び第4号の「のみ」要件に関する重要裁判例を紹介し、専用品間接侵害がどのような事例に適用されるのか、具体的に説明されました。 休憩を挟んだ後、後半は、特許法第101条第2号及び第5号の不可欠品間接侵害について説明がありました。まず、プログラムの部品(モジュール)の開発において「のみ」要件を厳格に適用することにより生じる問題に基づいて、同号の立法趣旨をお話ししました。その後、本質的部分説と差止適格性説を紹介し、一太郎事件などの重要裁判例について説明がありました。 講義後の質疑応答では会場から具体的なご質問もあり、侵害訴訟という企業にとって非常に重要なテーマについて、受講者の関心の高さが感じられました。近畿支部知財普及・支援委員会 吉本 力パテントセミナー2014 大阪応用編 第2回講師:岩坪 哲 会員会場の様子

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です