支援活動だより153号
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18 知的財産支援活動だより2014年8月号(No.153)1.日  時:平成26年6月23日(月) 10:40〜12:30、13:15〜15:052.場  所:兵庫県立西脇工業高等学校 3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:高校知財授業 5.対  象:1,2学年2クラス79名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.コメント: 兵庫県立西脇工業高等学校での「知的財産特別授業」は3年目になりました。 昨年までは1年生を対象にした知的財産権制度の概略と特許出願の難しさを知ってもらう授業だけだったのですが、今年からは1年生対象の授業と同時に2年生を対象にした新しい授業も始まりました。 2年生対象の授業は「パテントコンテストを目指して!」と題し、文部科学省、特許庁、(独法)工業所有権情報・研修館、日本弁理士会の四者が主催するパテントコンテストでの入賞を目指すためにはなにが必要かという観点から、発明の発想法や特許電子図書館での検索を体験してもらいました。 発明の発想法では、「絡まりにくいイヤホンコード」を例に挙げ、現時点で商品化されているものを知ると同時にその問題点を見つけ出し、その問題点を解決するためにはどのような工夫が必要かを考えます。そして、考えたアイデアを特許電子図書館で実際に検索してみました。すでにパテントコンテストに応募する発明を考えている生徒は、自分のアイデアがすでに出願されていないかと検索しました。 検索結果に「同じものがあった!」とか、「自分のアイデアよりいいやつがあった!」などのがっかりした声が上がるなか、「同じようなものはない」とにんまりする生徒も。しかし、検索キーワードを換えて再検索すると同じようなアイデアがずらっとヒットし、頭を抱えることもありました。 徹底的に調査し、自分のアイデアと検索結果とを比較してよりよいアイデアを考え出すことがパテントコンテストでの入賞をもたらすことを伝えると、「チャレンジのしがいがありますね」との頼もしい応答がありました。 西脇工業高等学校の今年度のパテントコンテストでの活躍を期待します。近畿支部知財授業担当 大西 正夫「知的財産特別授業」兵庫県立西脇工業高等学校興味津々の生徒達に講義を行う講師(大西 正夫 会員)

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