支援活動だより153号
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12 知的財産支援活動だより2014年8月号(No.153)1.日  時:平成26年7月25日(金) 13:50~14:302.場  所:名古屋市科学館3.実施者:主催/運営 名古屋市 市民経済局 産業部 次世代産業振興課4.内  容:知的財産権についての初歩的講義5.対象者:名古屋市少年少女発明クラブ会員15名(小学校5、6年生及び中学生)                         (+講師6名、事務局4名)6.担当部署:日本弁理士会東海支部教育機関支援機構7.講  師:東海支部教育機関支援キャラバン隊 隊員 前田 大輔8.コメント 最初に自己紹介を兼ねて、「弁理士」はどのような仕事をしているのか、特許や商標などに関連する簡単な説明を行いました。「特許」や「発明」などこれらが何か分かるか何度か挙手を求めたところ、しっかり反応をしてくれました。 続いて、生徒たちに電子紙芝居(パン職人レオ君の物語1章、2章)と講師作成のスライドを見せて、「発明」及び「特許」とは何かを説明しました。あわせて、生徒たちはこれから発明クラブで工作をしますので、今から作る工作についてもたくさん考えて工夫をするようお願いしました。 今回の講義では、運営側よりデザインに関連する話を含めて欲しいとの要望を受けていましたので、意匠も発明と同じように登録ができること、登録できた場合の効果を実際の意匠登録例を示して説明しました。登録例は、おもちゃ・ゲーム・車・筆記用具の意匠など、生徒に身近な物とした結果、講師は知らなかったおもちゃの名前を教えてくれたりと、非常に反応よく興味を持って聞いてくれました。 最後に、商標に関しても登録例を見せて紹介しました。何も書かれていない箱の絵を見せ、コンビニエンスストアやスーパーに行ったときに、このような箱だけが並んでいる場合は商品を選ぶことができないことを説明した上で、その箱に色々な商標を付して見せたところ、商標が商品やサービスを選択する際の目印であることを理解してもらえたように思います。続けて、実際に使用される商標とこれに類似する商標を示し、類似の商標が使用されると誤って商品を購入するおそれがあることと、そのような事を防止するために商標登録の制度があることを説明しました。商標の登録例についても、生徒に身近な飲料やスポーツ用品などとした結果、興味を持って聞いてもらえたと感じました。 講義の最後には、生徒から弁理士の仕事に関する質問を受けました。今回の講義全般での生徒の様子と最後の質問からして、生徒は皆熱心に話しを聞いてくれたと思います。今回伺った自由創作教室で知財の講義をするのは初めてと聞きました。来年度以降も要請があれば協力していく必要があると考えます。東海支部教育機関支援キャラバン隊 隊員 前田 大輔名古屋市少年少女発明クラブ「自由創作教室」における知的財産講義講義の様子

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