支援活動だより178_webbook
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知的財産支援活動だより2017年2月号(No.178) 33 1.日  時:平成28年12月13日(火) 13:10~14:202.場  所:愛知県立鶴城丘高等学校 プレゼンテーションルーム3.実施者:主催 日本弁理士会東海支部 運営 愛知県立鶴城丘高等学校4.内  容:特許紛争劇5.対象者:国際ビジネス系列 3年生(34名)6.担当部署:東海支部教育機関支援機構7.講  師:教育機関支援キャラバン隊 隊員 瀧川彰人、高田珠美、藤谷修、北裕介、       菊谷純、伊藤正典8.コメント: 同校での知的財産出前授業は、9回目(9年目)となります。毎年ご好評を頂いており、今年も授業を行うことになりました。授業では、まず、北先生が、特許法の基本的な知識を解説しました。 続く紛争劇は、それぞれ異なるおにぎりパックの発明者伊藤パリ助と発明者高田海苔子とが争う形式で、模擬侵害訴訟のような形式で行うものです。配役は、発明者の他に、それぞれの発明者の代理人としての弁理士と、レフェリーと、解説者がいます。 双方の主張に対してレフェリーが判断し、○の数が多い方を勝利とするものです。劇では、特許の取得までの流れ、侵害判断、先使用権、特許無効、そして最後にクロスライセンスが話題にあがります。 生徒さん達は、メモをとるなど、真剣に紛争劇を観ており、時おり笑い声も起こるなど、劇の内容に引き込まれている様子でした。劇中には、少し難しい内容も含まれているのですが、最後に高田海苔子・菊谷弁理士が大逆転する場面では、驚いた声が上がるなど、内容をしっかりと理解した上で、楽しんでいただけたようです。上演後には、「特許出願をするにはいくらくらいのお金がかかるのか」「自分で特許出願をすることはできるのか」「特許という制度はいつからあるのか」「出願してから1年6月後にならないと公開されないのはなぜか」等の質問を受けました。もうすぐ卒業を迎える生徒さん達でしたが、今回の紛争劇を通じて、特許や弁理士について興味を持って頂けたようで良かったです。東海支部教育機関支援機構 副機構長 高田珠美「知的財産特別授業」愛知県立鶴城丘高等学校劇の様子

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