支援活動だより178_webbook
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知的財産支援活動だより2017年2月号(No.178) 27 ◆第3回 セミナーのはじめに参加者に確認したところ、契約書に馴染みのない方が比較的多くおられましたので、前半は契約書一般に関する基礎的な部分を中心に説明しました。契約は、企業において避けては通れないところでありながら、独特の言い回しや表現があり、このような用語や概念を厚めに説明しました。 各契約書の説明では、法律との関係、条項の説明だけでなく、実際にあった例を挙げ、契約面からどうすれば回避し得たかを解説しました。 また、知的財産の保護と独占禁止法の保護法益とは、相対立する性質を有する点について、契約締結においてこれが顕わになるケースを挙げ、検討・考察しました。(近倉嘉人)◆支援活動に係る所感 参加者の皆さんが熱心にメモをとっておられた事、セミナー最後の質疑の内容がいずれも実務に沿って具体的であった事、セミナー終了後にご挨拶兼具体的質問を受けた事などから、現場での悩みがうかがえました。知財関係契約に関するさらなる情報提供が必要であると感じました。(近倉嘉人)東海支部知的財産支援委員会 委員 井上敬也富澤正近倉嘉人

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