支援活動だより178_webbook
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知的財産支援活動だより2017年2月号(No.178) 17 1.日  時:平成28年11月16日(水) 9:55~10:452.主  催:神奈川県立小田原総合ビジネス高等学校(ご担当:商業科 齋藤隆英先生)3.場  所:神奈川県立小田原総合ビジネス高等学校4.テーマ:知的財産権5.対  象:流通ビジネス科、国際ビジネス科 3年生 計32名(内5名程度が欠席)6.講  師:関東支部知財教育支援委員会 佐藤高信、亀崎伸宏7.コメント: 神奈川県立小田原総合ビジネス高等学校商業科の齋藤隆英先生から、同校では「商品開発」の授業で教科書の第5章「商品開発と知的財産」を行うにあたって、その理解のために弁理士に「知的財産権」の講義をしていただきたいとの依頼がありました。 授業の最初の挨拶で亀崎委員が、弁理士の業務や知財教育支援委員会の紹介についてスライドを使って行いました。授業で使用する教科書にも、「弁理士」について「産業財産権に関わるすべての事務手続きを代理することができる国家資格保有者である」との記載があり、亀崎委員がスライドで紹介した中に弁理士バッチの説明があり、アンケートに「バッチがかっこよかった」とあり、時機を得た説明であったと思います。 次に佐藤委員が、「身近な話題を題材に一緒に知的財産について考えてみましょう」というテーマで、カップヌードル、小田原名産のかまぼこや柑橘類の湘南ゴールド、同校が小田原市農産物加工品普及推進協議会と共同で商品企画したお弁当などを事例に、①特許、②実用新案、③意匠、④商標、⑤著作権、⑥不正競争防止法について説明しました。カップヌードルの下が空洞になっていることについては、本講義の説明で初めて知った生徒もおり、アンケートでもその記載がありました。齋藤先生から、美容学校に進む生徒がいるとのことで、髪の毛のカット等の保護について、亀崎委員からも説明していただきました(技能なので特許の保護は難しい?)。講義中に、「カップヌードルが円錐でなかったら?」というような質問にも、生徒が積極的に挙手してくれて、授業が進めやすかったと思います。アンケートに、くまさんのノベルティグッズやはっぴょん(少しびっくり)を描いたものがあり、生徒の才能がよくあらわれていると感心しました。今回の講義が、少しでも生徒の役に立てればと期待しています。関東支部知財教育支援委員会 佐藤高信「知的財産特別授業」神奈川県立小田原総合ビジネス高等学校

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