支援活動だより177_webbook
23/48

知的財産支援活動だより2016年12月号(No.177) 23 1.日  時:平成28年10月15日(土) 14:00~16:302.場  所:近畿支部室3.テーマ:意匠・商標制度入門 ~意匠権・商標権を取るとどんな良いことがあるの?~4.講  師:竹口美穂5.受講生:67名6.コメント: パテントセミナー2016の大阪基礎編第2回目は、弁理士の竹口美穂会員をお招きして「意匠・商標制度入門」というテーマでご講義いただき、多くの受講者の方々にご参加いただきました。 セミナー冒頭で、知的財産権における意匠権・商標権の位置付けを説明されるとともに鉛筆を例に挙げて、鉛筆に対してどのような知的財産権を取得する可能性があるかについて図や写真で分かりやすく解説されました。この例示によって受講者の方は、意匠・商標について具体的なイメージを持って以降の講義を聴くことができたのではないでしょうか。 そして、副題にもある、「意匠権・商標権を取るとどのような良いことがあるか」に続いて権利取得の手続き、願書の記載方法、登録対象、登録要件などについて講義の前半でご説明されました。 講義後半は、意匠権・商標権の侵害への対応方法、消滅事由、他の知的財産権との関係などについて、平易な言葉でわかり易く丁寧にご解説されたので知財実務の未経験者であっても基礎知識が十分得られたものと思います。また、各所で実際の登録例をデータや図を示しながら解説したり、「皆さんはどう思われますか?」などと問いかけられるなど、受講者の方が退屈しないように配慮されていました。 他の知的財産権との関係では著作権や不正競争防止法、商号などについて裁判例を掲げながらご説明され2時間半の長い講義でしたが、受講者の皆さんは最後まで関心をもって受講されたと思います。講義中の質問時間では足らず、講義終了後も竹口会員のところに質問者が3名ほど来られ、熱心に質問をされていました。毎年、参加しているという受講者の方もおられ、本年度も有意義な時間をお過ごし頂けたと思います。近畿支部 知財普及・支援委員会 松山徳子「パテントセミナー2016 大阪基礎編 第2回」講師:竹口美穂 氏会場の様子

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

page 23

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です