支援活動だより174_webbook
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知的財産支援活動だより2016年9月号(No.174) 29 1.日  時:平成28年8月9日(火) 13:45~16:302.場  所:豊橋市民センター 多目的ホール3.実施者:主催・運営:東三河公立小中学校事務職員研究会4.内  容:学校現場における著作権5.対象者:東三河公立小中学校教職員 約60名6.担当部署:日本弁理士会東海支部教育機関支援機構7.派遣講師:日本弁理士会東海支部 副機構長 神戸 真澄8.コメント: まずは、著作権法の基礎としての著作物、著作権、著作者人格権、著作権の効力を説明しました。著作権の基礎知識を取得しての応用だからです。 受講者は小中学校の行政職員・事業所の関係者であり、学校教育現場における著作権というテーマでしたので、個別具体的な事例として下記を選定して説明しました。 ・運動会等で、プラカード等に人気漫画等のキャラクターを描くことは著作権の許諾が必要か?  ・職員会議で新聞や雑誌の教育問題に関する記事をコピーするときの注意点  ・文化祭等で演劇の上演や音楽の演奏などを行う場合には著作権の許諾が必要か?  ・当校の主催で、著名人を招き、生徒などを対象とした講演会を企画、講演の録音、風景の写真撮影、講演録の印刷・発行等について注意すべき点をなにか ? ・試験問題としての複製の範囲は? なお、裁判例の要望もありましたので、適宜説明しました。 また、事前に質問もあり、講義において回答しました。質問の内容は、法的には、「学校などの教育機関においては、授業の過程で教師や児童、生徒が複製する場合は、権利者に無断ですることができる(著第35条)」 の解釈が中心でした。東海支部 教育機関支援機構 副機構長 神戸 真澄東三河公立小中学校事務職員研究会「テーマ別研修会」講義の様子

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