支援活動だより174_webbook
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知的財産支援活動だより2016年9月号(No.174) 27 1.日  時:平成28年8月3日(水) 9:40~12:002.場  所:愛知県立愛知総合工科高等学校3.実施者:主催・運営:愛知県総合教育センター4.内  容:知的財産権についての講義、実習5.対象者:工業科教員16名6.担当部署:日本弁理士会東海支部教育機関支援機構7.講  師:日本弁理士会東海支部 教育機関支援キャラバン隊員 菊谷  純8.コメント: 平成25年度から実施されている高等学校学習指導要領に従い、10年経験者研修の対象となる教員の皆様に知的財産権の講義を行いました。今回は、知的財産権と産業財産権法(特許法、実用新案法、意匠法、商標法)との関係を説明し、産業財産権法の概要(目的、保護対象、手続、各法制度の特徴など)を説明しました。また、著作権法の概要を説明するとともに、J-PLATPATの使用方法なども簡単に説明しました。 本講義では、講義時間の関係から法域ごとの詳しい説明はできなかったため、法目的を中心に解説しました。例えば知的財産権を「創作意欲の促進」と「使用者の信用維持」を目的とするものに分けた場合、どの権利がどちらの目的に当てはまるのかを説明しました。 また、産業財産権については、各権利は、どのようなことを特定して出願するものであるのかを説明することで、具体的内容のイメージをしてもらえるように努めました。 著作権に関しては、時間の関係上、あまり細かい説明はできませんでしたが、財産権と人格権の説明をするとともに、著作権の制限について、高校とかかわりが深いと思われるものを説明しました。 J-PLATPATの使用方法については、特許及び意匠の検索を具体的に実施してもらった後に、パテントコンテストの説明をし、パテントコンテストでは、今回の研修内容の知識が必要となることを説明しました。 休憩時間や講義後に、著作権に絡む質問などを複数受けました。このことから教員の皆様が知的財産権に高い関心を持っていらっしゃることが実感できました。東海支部 教育機関支援機構 運営委員 菊谷 純「知的財産特別授業」愛知県総合教育センター「平成28年度高等学校10年経験者研修(教科指導研修工業科)」講義の様子

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