支援活動170_WebBook
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知的財産支援活動だより2016年5月号(No.170) 9 第10回 12/11「遺伝子と知的財産」 医薬品研究開発と特許戦略  腰本裕之 会員(バイオ・ライフサイエンス委員会)第11回 12/18「食と知的財産」 食品の商品開発と特許の動向  神谷昌男 会員(農林水産知財対応委員会)第12回 1/8「最新バイオ知財」 バイオ関連発明を巡る米国・欧州等の動向  櫻井通陽 会員(バイオ・ライフサイエンス委員会)第13回 1/15「特許庁/杉村萬国特許事務所見学会」知的財産支援センター第2事業部第14回 1/22「知的財産とビジネス」   丁子 裕 氏 (元 東京農工大学知的財産センター 客員教授)第15回 1/29最終試験(評価S,A~D)、知的財産に関するテスト 矢野卓哉 会員 (知的財産支援センター第2事業部)3.本講座について 本講座の講義内容は、一般的な知的財産に関する知識(特許・意匠・商標・営業秘密)に加え、農学に関連する知的財産(農業知財)を取扱うことを特徴としています。受講生は、既に学部生時代に一般的な知的財産に関する知識はほぼ習得しています。このため、農学に関連する知的財産(農業知財)をいかに講義内容として提供していくかがポイントとなりました。 事前に受講生となる大学院生、農学府教育委員会にアンケート形式にて講義内容の希望を取り、カズタマイズした講座としました。特に農業知財に関する講義は、各委員会から厳選した講師を選任致しました。 前半の若山会員(第2~第4回)から、種苗法(第5回 中嶋会員)、GI表示・地域ブランド(第6〜7回 浅野会員)、農業知的財産ビジネス(第8回 長谷部会員)、再生医療(第9回、第12回 櫻井会員)、遺伝子と知的財産(第10回 腰本会員)、食と知的財産(第11回 神谷会員)の各御担当の講師の先生方には、わかりやすい講義を展開してくださいました。 いずれの講義も30名程の受講生で、教室は、農業知財を学習したいという受講生で満員御礼となりました。また、教授、准教授等の教職員も学生指導、研究成果に関する知的財産を管理する観点から受講を希望され、聴講生として参加頂きました。4.農工大生による特許庁見学 本講座の一環として、平成28年1月15日(金)(第13回)に特許庁見学を行いました。農工大生約6名、日本弁理士会関係者5名が参加しました。年始の大変忙しい時期にも拘わらず、特許庁総務課広報班の職員の皆様が快く歓迎下さいました。 最初に、特許庁1階ロビーにて、高橋是清に関する説明や日本10大発明等について説明いただきました。その後、特許庁審査官の方から、特許庁の審査業務等の説明後、模擬審査のプレゼンをして頂きました。模擬審査のプレゼンでは、業務に使用されている端末を用いて説明がありました。特許庁に興味を持っている多くの農工大生は、将来の審査官を目指して、熱心に説明に耳を傾けていました。発明の進歩性の判断に関する質問も出て、受講生の知的財産に関する知識の高さを窺い知ることができました。これも、本講座の成果といえましょう。

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