支援活動170_WebBook
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4 知的財産支援活動だより2016年5月号(No.170)知的財産支援センター長就任2期目後半にあたって                            知的財産支援センター                            センター長 松浦 喜多男1.はじめに 本年度は支援センター長就任2期目の後半に当たり、4年目を迎えます。 昨年度は、ご承知のように、我々の念願であった弁理士法が改正された年でした。弁理士法に弁理士の使命条項が加わった歴史的出発点を意識した取組を、様々な局面で行って参りました。各事業部では、新たな目的意識を掲げ、活動を展開してきました。 本年は、その方向性をさらに確固たるものとすると共に、新たな取組も積極的に実行したいと考えています。また、中小企業支援の有り様・展望も、支援センターとして考えていきたいと思います。 このような観点から、本年度の支援センターの行動スローガンを、以下の通り採択しました。「使命条項の理念の担い手たることを誇りとして、さらに力強く前進しよう!」2.活動の主な柱 本年度は、上記行動スローガンを結実するために、次の項目を柱として、事業展開したいと考えています。1)使命条項に記載された「知的財産権の利用の促進」を担保し得る積極的対外支援① 中小企業支援への積極的取組 本年度は、弁理士知財キャラバン事業の2年目を迎え、その成果の刈り取りの時期に当たります。キャラバン事業遂行の中核をなす支援センターとしては、キャラバン活動に参画している総務部などを通して、成果の刈り取りに向けて、精力的に対応していきたいと考えます。 また、出願援助事業が、一昨年度、予算規模で拡大され、実用新案登録出願、意匠登録出願についても援助内容に含まれました。法人に対する資力要件も緩和され、援助対象が広がり、出願援助事業の充実化が図られました。本年度も出願等援助部により、質の高い発明等を世に送り出す手伝いをします。

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