支援活動168_WebBook
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知的財産支援活動だより2016年2月号(No.168) 19 1.日  時:平成27年12月14日(月) 13:00~15:302.主催者:石川県発明協会  共催者:石川県、日本弁理士会北陸支部、日本弁理士会知的財産支援センター3.場  所:石川県地場産業振興センター新館 5F 第13研修室4.講  師:田中 聡 会員5.対象者:中小企業の経営者6.参加人数:企業関係者:8名 その他(主催者関係):6名7.内  容: オープン・クローズ戦略に関するセミナーを行いました。このオープン・クローズ戦略という用語の確定した定義はなく、セミナーは講師の考える定義に基づいて進められました。クローズ戦略としてよく言われる、特許出願すべきかノウハウとすべきかの話はメインではなく、オープン戦略の1つである標準化を中心に進められました。講師の田中先生は、弁理士会の標準化委員会の委員であり、経産省が「新市場創造型標準化制度」を活用した中小企業の支援、相談を始めたこともあり、本日のセミナー内容を決めたとのことでした。 何を標準化するべきか、するべきではないかについてシャツの事例とスイッチメーカーのIDECの成功例を実例として説明しました。標準化の概念は、日本工業標準調査会の資料によれば、大きく3つで、そのうち中小企業がとりうるのは、自社特許等を内包した製品を評価する標準であるとのことです。具体的には、製品の構造は特許取得し、振動検出手段方法や測定方法を標準化するのがよいとの、中小企業向けのアドバイスをしました。 セミナー後の相談会も3社から事前申し込みがあり、1時間以上にわたって相談会が実施しました。知的財産支援センター第3事業部 谷口 俊彦「知的財産セミナー」石川県「ピカイチものづくり中小企業の経営者が学ぶ市場拡大と高占有率を維持する方法」

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