支援活動167_Web book
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知的財産支援活動だより2015年12月号(No.167) 7 へ関心の高い海外企業との双方向の情報交換ができます。(現在、タイ、インドネシアなどASEAN諸国を中心とした海外企業情報を掲載しています) (4)登録中小企業間での情報交換 新商品開発、販路拡大に向け連携先や協力企業を探すといった登録企業間での様々な情報交換ができます。3.具体的なマッチングのケース[事例1] 精密機械部品を製作する社員30名の企業。チタン、タングステンなどの難削材を独自のバイト(切削工具)の工夫で削る技術を持ち、精密加工を強みとする企業。ジェグテックに登録し、大手総合電機メーカーからのニーズを受信。提案書を送信したところ、その後連絡があり商談を実施。 結果的に本ニーズについては条件が合わず成約しなかったものの、同社から別件の試作依頼があり新たな取引がスタート。[事例2] 高機能微小センサーを開発・製作する社員8名の開発型企業。大手企業をスピンアウトした社長が技術・製品開発を進め、事業化に邁進。ジェグテックに登録し、大手企業からスマートフォン向け微小センサーのニーズを受信。提案書を送信したところ、連絡があり商談を実施。共同開発に向け守秘義務契約を締結し、新たな取引がスタート。 このような様々なマッチングの成果が徐々に創出されています。4.中小企業の知的財産権とJ-GoodTech(ジェグテック) 上記のような中小企業の技術や製品情報のWeb上への公開、また大手企業への技術提案、マッチングを推進していくうえでは、中小企業の知的財産権への理解とその活用戦略をサポートすることも必要になります。 自社の特許が生かせる製品・市場分野はどこか、大手企業にどのように技術・製品情報を開示すべきか、どの国に特許申請すべきかなど、様々な知的財産権に関するサポートが重要になると考えています。5.J-GoodTech(ジェグテック)に登録いただきたい企業 ジェグテックの登録企業は今後も継続的に募集しており、優れた技術や製品を持つ中小企業を幅広く登録・掲載していきたいと願っており、会員の皆様でも事業者から相談を受ける中で、ジェグテックをご活用いただけそうな企業があればご案内ください。 中小企業の登録は、上記のジェグテックURLから直接申込いただけます。

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