支援活動164_WebBook
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知的財産支援活動だより2015年9月号(No.164) 13 1.日  時:平成27年7月30日(木) 13:30~16:002.場  所:碧南市ものづくりセンター3.内  容:電子紙芝居「きみも今日からエジソン」による講義、「電子万華鏡」工作4.実施者:碧南市ものづくりセンター、日本弁理士会東海支部5.対  象:碧南市内在住の小学校3年生~6年生 20名6.担当部署:東海支部教育機関支援機構7.講  師:東海支部教育機関支援キャラバン隊 藤田 有三子、古田 広人、橋本 努、       花田 久丸、北 裕介、伊藤 正典8.コメント: 前半の授業は藤田会員が担当しました。今年の出前授業に参加してくれたのは、碧南市在住の3年生~6年生の20名でしたが、3年生が最も多かったようです。そこで、前半の講義「きみも今日からエジソン」では、あまり難しい発明の話ではなく、できるだけ子供たちの興味を持てる身近な題材の話を多くし、子供たちも授業に参加できる形式で対応しました。 具体的には、まず、日本人の発明であるインスタントラーメンとカップラーメンを題材に、これらに隠された工夫を実物を見ながらみんなで考えてもらい、どうやってこのような工夫が加えられてきたのかを説明しました。こんな身近な食べ物にでも発明が詰まっているのだということを、理解してもらえたと思います。 その後、「身近なちょっとした不便」をどうやって解決できるかを、子供たちに考えてもらいました。1つ目は、「野球場に行ってジュースとポップコーンを買ったけれど、両手がふさがってしまい、ポップコーンが食べられない」という不便を、皿とコップを工夫して解消するという問題、2つ目は、「体育で怪我をしてしまい、片手が使えないので、シャンプーボトルのポンプがうまく押せない」という不便を、ポンプの形状を工夫して解消するという問題です。最初は「ジュースを先に飲んじゃう」という微笑ましい解答から始まりましたが、実演を交え、みんな笑いながら色々な考えを出してくれた結果、最後にはとてもよい工夫にたどり着きました。子供たちが、自分で工夫してみることの楽しさを少しでも感じてくれたなら幸いです。後半の工作では「電子万華鏡」に挑みました。工作の講師は古田会員が担当し、その他の会員は、各々分かれて個別に指導して頂きました。 工作自体はそれほど複雑なものではありませんが、3年生が多いこともあって最も時間のかかるハンダ付けは希望者のみ行うことにしたところ、半数ほどの児童がハンダ付けを希望し、花田会員の指導の下、全員怪我なく順調に終えることができました。 その成果もあってか最終的に全ての児童が時間内に組み立てることができ、完成した電子万華鏡を嬉しそうに覗き込んでいたのが印象的でした。 なお、今回参加してくれた児童の中には昨年に引き続いて参加してくれた児童もおり、このような知的財産出前授業を通じて工作の楽しさが着実に伝わっていることを改めて実感することができました。東海支部教育機関支援機構運営委員 藤田有三子運営委員 古田 広人「知的財産特別授業」碧南市ものづくりセンター講義の様子工作の様子

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