支援活動163_Webbook
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18 知的財産支援活動だより2015年8月号(No.163)1.日  時:平成27年6月22日(月) 9:00〜11:50、12:00〜15:152.場  所:奈良県立王寺工業高等学校 3.名  称:知的財産特別授業4.内  容:「弁理士 田島小五郎」など5.対  象:1学年2クラス75名6.担当部署:近畿支部知財普及・支援委員会7.講  師:光明寺 大道、竹口 美穂、後 利彦8.コメント: 王寺駅から少し離れた小高い丘の上に奈良県立王寺工業高等学校がありました。驚いたのは生徒の挨拶が素晴らしいことです。校門に入る時から出る時まで出会う生徒全員がきちんと立ち止まって挨拶をしてくれます。とてもすがすがしく気持ちが良かったです。さすが15年連続で就職率100%を誇る有名校だけあります。 さて、今回の知的財産特別授業ですが、各クラス3時限ずつ使って知的財産権についてしっかりと授業をさせて頂きました。1時限目は「弁理士田島小五郎」と「君も今日からエジソン」のコンテンツを使って、発明とそれを守るための特許の重要性について説明を行いました。2時限目には1グループ6名ずつに分かれて紙タワー工作を行ってもらい、一人で考えるのではなくグループ全員でアイデアを出しあって協力し合うことで、よりアイデアは磨かれよい発明に繋がることを学んでもらいました。残りの時間は「とんかつバーガー」のコンテンツを使って商標とその登録要件について説明を行いました。3時限目はまとめとして知的財産権について簡単に整理した後、実際に「J-PlatPat」を使って特許、意匠、商標の検索実習を行いました。今回は生徒一人一人にインターネットに接続されたコンピュータが割り当てられていたため、全員が自分でキーボードを叩いて検索を体験してもらうことができました。その後、「きき湯」と「プルトップ缶」のコンテンツを使用して実際に企業で開発された製品がどのように知的財産権で保護され、そして活用されているかについて説明しました。 1クラス当たり3時限という長時間に亘る授業でしたが、検索実習や紙タワー工作などを組み込むことにより、眠くならないようにメリハリをつけた授業を行いました。その結果、ビジネスにおける知的財産権の重要性や弁理士の役割について少しでも理解してもらえたのではないかと感じました。今回の授業が少しでも生徒たちの将来に役立つことを祈って学校を後にしました。近畿支部知財授業担当 後 利彦「知的財産特別授業」奈良県立王寺工業高等学校興味津々の生徒達に講義を行う講師陣

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