支援活動161_webbook
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知的財産支援活動だより2015年6月号(No.161) 7 1.日  時:平成27年5月16日(土) 9:30~11:452.場  所:愛知県名古屋市立大宝小学校3.内  容: 発明した内容を守る「特許」や商品の名前などを守る「商標」など、「知的財産」の大切さについて、専門家である弁理士さんからお話を聞いたり、電子紙芝居を見たりします。その後に「ごみ箱ピンホールカメラ」を作ります。「ピンホール」とは「針の孔」という意味で、レンズがないのに景色が映る不思議なカメラです。発明することの楽しさや大切さについて体験しながら学んでみましょう。4.対  象:第1~6学年90名5.担当部署:日本弁理士会東海支部 教育機関支援機構6.講  師:日本弁理士会東海支部 教育支援キャラバン隊 寺坂 真貴子、                             神戸 真澄7.コメント: 思ったより広い年代から多数の応募があり、事前予想を大幅に越える盛況となりました。ピンホール「カメラ」という響きが魅力的だったようです。 こども達が集まり、学年毎にならんだところで定時となり講義を始めました。 まずは、レオ君の物語2章を上映する予定でしたが、低学年の人数が多く(二年生の参加者が最多の約25人、次が四年生でした)、急遽1章のみに変更しました。 そのあと、自作資料でピンホールカメラの注意(カッターで手を切らないなど)と作成手順を示しました。 1学年ずつ列を呼出し、テーブルにて材料を配布し、作成にとりかかりました。とはいえ、ゴミ箱がPP製のもので固めだったため、最初の切り取りの部分はどの生徒についても、学生ボランティアや両親など親御さんが補助しておこなうということにしました。 ゴミ箱カットをやってもらった子から、各自、テープなどを用いて組み立てに入り、すぐに完成しました。完成品を得た子から、窓の外を覗くなどでピンホールカメラの特質をつかんで遊び、工作時間の最後ごろには窓に鈴なりでした。 その後、種明かし編を上映し、「光のタバを集める」レンズと同じ役割をピンホールが「光のタバを選ぶ」ことではたせて、17世紀の画家フェルメールや、日食の観察などにピンホールが利用されたことを説明しました。 質問にも「なぜさかさまにうつるか」「なぜピンホールという名前か」など小さいお子さんからも積極的に多くの手が上がり興味をもってもらえた実感がありました。 子供達はいつまでも完成したピンホールカメラを覗きこみ、帰り道で使うことは絶対禁止と注意されるほどでした。 今回の土曜教室では、トラブルもなく、決められた時間内に子供達全員が工作を完成させることができました。また、工作の終了後大事そうにもってかえるお子さんの姿もみられました。 6学年の全域に「発明」について伝えられたといえます。今後とも対象者を考慮する必要はあるかもしれませんが、工作自体は諦めることなく、土曜教室の他校への参加へつなげてまいりたいと思いました。東海支部 教育機関支援機構 副機構長 寺坂 真貴子名古屋市教育委員会生涯学習課「名古屋土曜学習プログラム“愛知県名古屋市立大宝小学校における科学体験学習”」

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