支援活動159_webBook
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知的財産支援活動だより2015年3月号(No.159) 39 1.日  時:平成26年12月19日(金) 14:00〜14:452.場  所:舞鶴市立明倫小学校 3.名  称:知的財産特別授業4.内  容:君も今日からエジソン5.対  象:5学年2クラス57名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.コメント: 前日の大雪から一転、ほんの少し暖かくなった舞鶴市には、一面の銀世界が広がっていました。歴史感漂う立派な瓦塀に守られた明倫小学校も例外なく雪の毛布を被り、冬の斜陽にまぶしい光を放っていました。 今回は、5学年2クラス57名の小学生たちを相手に知財授業を行います。発明とは何なのか、そして、発明は楽しいんだということ、さらには、発明を真似してはいけない仕組みがあるんだということを、子どもたちに少しでも伝えたい、そして近畿圏の、ひいては日本の技術力向上にもつなげたい、そんな壮大な夢を持ちつつ、我々は知財授業に臨みました。 今回は吉永会員が総合司会を、私、大野が博士役を務めます。怪人Xは担任の先生にお願いしました。今年の5年生は特に元気だと事前に聞いていたのですが、まさにその通り。といっても授業から逸れて私語を始めるわけではなく、吉永会員の問い掛けに我先に積極的に挙手し自分の意見を述べる姿には感心しました。日ごろから自分の意見をまとめ、伝える機会が与えられているのだろうと思います。「サラカップル」や「カタシャンボトル」の紹介でも、積極的にアイデアを披露する子どもたちの姿が印象的でした。 寸劇のコーナーでは担任先生の怪人X役が余りに適任で子どもたちも大うけ、担任先生の人気ぶりが伺えました。私たちも、もっと子どもたち心を開き、飛び込んで演じなければと強く感じ、良い勉強になりました。 授業は最後のクイズタイムまで一気に進み、休み時間に発明品に群がっては大騒ぎする背中を眺め、ほんの少しではあっても私たちのメッセージが伝わったはずと、確信しました。 青色発光ダイオードのノーベル賞受賞で沸いた2014年。我々の知財授業を受けた小学生の中からノーベル賞受賞者が出たらどうしよう、そんな妄想を描きつつ、明倫小学校を後にしました。充実感に包まれ、氷の水たまりを越える我々のステップも、心なしか軽やかだったように思います。近畿支部知財授業担当 大野 義也知的財産特別授業 京都府舞鶴市立明倫小学校興味津々の児童達に講義を行う講師陣(左の写真左から 大野 義也、吉永 元貴 の各会員)

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