支援活動158_webbook
52/68

52 知的財産支援活動だより2015年2月号(No.158)1.日  時:平成26年11月28日(金) 13:40~14:252.場  所:洲本市立堺小学校 3.名  称:「知的財産特別授業」4.内  容:発明工作授業(回転台)5.対  象:6学年1クラス10名6.担当部署:日本弁理士会近畿支部 知財普及・支援委員会7.コメント: 今回、私が回転台工作授業のために訪問したのは、兵庫県の淡路島にある洲本市立堺小学校です。同校は旧五色町(現在は洲本市)に位置しており、洲本市の中心部からは少し離れた山間の緑に囲まれた場所に建っておりました。私は、同校に昼休みの時間帯に到着したのですが、玄関を見つけることができずに困っていたところ、運動場に遊びに出てきた男子児童の一人が親切に教えてくれました。当日は、オープンスクールが開催されており、ご父兄や地域の方々も、工作授業を見に来てくださいました。 同校の6年生は、1クラス10名ということで、仲よく和気藹々と工作授業に取り組んでくれました。その10人のうちの1人に、先程案内をしてくれた男子児童がいましたので、授業の際に改めてお礼を言いました。 授業では、早々とハサミを動かしている児童もいれば、なかなか手の動かない児童もいましたが、作り始めた児童のアイデアを順次紹介していくと、他人のアイデアに触発され、次第に自分なりのアイデアが生まれて、手が動き始めていきました。中には、ビー玉を使わずに、工作用紙で円錐形状を作成し、コマの要領でお皿を回転させるアイデアを出してくれた児童もいました。今まで何度か回転台工作授業を経験してきましたが、このようなアイデアに遭遇したのは、私にとっては初めてでした。 生徒一人一人が個性を発揮して、正に十人十色のアイデアが生まれました。 帰り掛けに、児童達が作ったお米を校内で販売しているのを見つけました。同校では、児童達が稲作をしており、お米を売って得た収益で備品を購入するそうです。もし、次回来ることがあれば、そのときは是非お米を買って帰ろうと思いながら、同校を後にしました。近畿支部知財授業担当 柳瀬 智之知的財産特別授業 兵庫県洲本市立堺小学校発想力豊な児童達と工作を行う講師(柳瀬 智之 会員)

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です