「偽造品の取引の防止に関する協定(仮称)(ACTA)」の署名について

 本年10月1日に、「偽造品の取引の防止に関する協定(仮称)(ACTA)」の署名式が開催され、日本をはじめ8カ国の代表が同協定に署名を行いました。 日本弁理士会は、模倣品・海賊版の拡散が、企業等による知的財産の創造サイクルを減退させるとともに、消費者の健康や安全を脅かすものとして、世界の経済社会に対し深刻な脅威となっているとの問題意識から、世界規模での模倣品・海賊版の拡散を防止する新たな国際的枠組みとして、本協定の成立に向けた交渉参加国の取り組みを全面的に支持してまいりました。今般交渉参加国の努力が結実し本協定の署名に至ったことは、知的財産権を保護し、模倣品・海賊版の国際的な流通を防止するための大きな前進であり、日本弁理士会として心より歓迎するものであります。 日本弁理士会と致しましては、今後、世界各国における模倣品・海賊版の拡散防止のための枠組みがなお一層強化されるべく、本協定の更なる参加国拡大に向けた日本政府の努力を全面的に支持するとともに、当会自身としても、交流のある諸外国の機関や団体を通じて本協定の理念を各国の知財実務家へ広く普及させることにより、各国の本協定への参加意識の高揚に向け積極的に協力する所存です。