支援活動168_WebBook
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40 知的財産支援活動だより2016年2月号(No.168)1.日  時:平成27年11月7日(土) 14:00~16:302.場  所:コラボしが213.テーマ:iPS細胞関連の知的財産権について~これからの再生医療も含めて~4.講  師:越智 豊 会員5.対  象:一般受講者 50名6.コメント: パテントセミナー2015の滋賀午後の部では、「iPS細胞関連の知的財産権について~これからの再生医療も含めて~」というテーマでもって、越智豊会員に講義いただきました。 講義ではまず、iPS細胞とES細胞の違いや、初期化因子の研究過程について説明いただきました。バイオの予備知識がなくてもわかりやすく、初期化因子候補の評価方法は特に興味深く聞かせていただきました。次に、iPS細胞関連の国内外での特許出願及び権利化の状況について説明があり、各国における権利内容の違いについて知ることができました。 また、iPS細胞を利用した再生医療については、黄斑変性症の場合を例に、現状における制度上の問題点や、今後の再生医療の可能性についての説明がありました。 最後に、医療関連行為の特許保護のあり方について、各国における考え方の違いや我が国における裁判例、これからの課題について説明いただきました。越智会員は普段、医師として活躍されており、医療従事者からみた特許制度の問題点についても知ることができました。 テーマからは難しそうに思えた講義ですが、実際に受けてみるととてもわかりやすいうえに興味深く、充実した2時間半でした。近畿支部 知財普及・支援委員会 岸本 忠昭パテントセミナー2015 滋賀 午後の部講師:越智 豊 会員会場の様子

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