ホーム > 日本弁理士会の活動 > 意見・声明 > 菅直人内閣総理大臣に期待致します
本文の先頭です

菅直人内閣総理大臣に期待致します


 この度、弁理士である菅直人会員が第94代内閣総理大臣に任命されました。

 菅直人会員は、昭和46年に弁理士試験に合格して昭和47年2月に弁理士登録され、その後、日本弁理士会会員として、また、衆議院議員になられてからは政治家としても、知的財産制度の普及、活用に尽力されております。

 発明から出願、権利化に至るプロセス等、知的財産を現場で体感された菅直人会員が、知的財産立国を標榜する我が国のリーダーとして極めて重要な舵取り役を担うことを、心からお祝い申し上げる次第です。

 一昨年のリーマンショック以降、産業界、経済界は混迷を極め、国民は疲労の度合いを高めております。資源に乏しい我が国が国際社会において生き残るためには、国民の勤勉性、もの作りに対する飽くなき探求心に応えること、諸外国に類を見ない我が国企業の高い技術力を生かして国際競争力を一層強化することが必須であります。菅直人会員は、新政権の財政運営について「グリーン・イノベーション、ライフ・イノベーション、アジアの成長に融資、資本参加することでわが国の成長にもつなげていく『新成長戦略』に基づいて財政配分を行いたい」と発言され、経済・財政運営について「強い経済、強い財政、強い社会保障を一体として実現する」と発言されました。

 我々は、菅直人総理大臣が、知的財産を一つの大きな柱として国家成長戦略を推進され、国民の負託にこたえて頂くことをご期待申し上げます。そして、我々弁理士は、知的財産を通じて、我が国に活力を与えるべく今一層尽力することを、ここにお約束する次第です。

平成22年6月9日
日本弁理士会会長 筒井大和
ページの先頭へ