第2回会員向け研究発表会(2009年3月12日、27日)

第2回会員向け研究発表会

<日   時>  (大坂)平成21年3月12日(木)13:00~17:00
(東京)平成21年3月27日(金)13:00~17:00
<会   場>  (大坂)近畿支部室会議室
(東京)弁理士会館会議室
<参加者数>  (大坂)84名
(東京)96名
<発表内容> 
●講演Ⅰ: 「特許法第104条の3を巡る諸問題」
講 師 : 名古屋大学大学院法学研究科教授 鈴木將文 氏
内 容 : キルビー事件最高裁判決により権利濫用の抗弁が認められ、さらに特許法104条の3によって権利行使制限の抗弁が導入されたことは、特許権侵害訴訟のみならず特許紛争全体のあり方に大きな影響を与えている。本講演では、特許法104条の3導入後の特許権侵害訴訟における特許無効理由を巡る攻防に焦点を当てて、裁判例を分析しつつ、問題点と対応策を検討した。具体的には、無効理由の類型に応じた考慮要素、訂正の主張の扱い、審判との関係(侵害訴訟の確定判決と齟齬する審決が確定した場合の処理)、判決の効力などの論点をとりあげた。
●講演Ⅱ: 「特許法第104条の3に基づく抗弁と無効審判との関係」
講 師 : 弁理士 (業)池内・佐藤アンドパートナーズ 川上桂子 氏
内 容 : 2004年の特許法改正により特許法104条の3が導入されてから、侵害訴訟における被告は、特許庁に無効審判請求をすることのほか、侵害裁判所において特許法104条の3に基づく権利行使制限の抗弁を主張できるようになった。本講演では、特許法104条の3の抗弁に対する裁判所の判断と無効審判の審決との関係について裁判例・審決例を分析し、ダブルトラック制度による問題点を検討し、さらに、ダブルトラックによる問題点を解消するための制度改正の可能性についても若干の考察を試みた。

※肩書きについては、公開フォーラム開催当時のものです。